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  1. 市川三郷町議会 2021-06-03
    06月03日-01号


    取得元: 市川三郷町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    令和 3年  6月 定例会(第2回)令和3年第2回市川三郷町議会定例会(第1日目) 1.議事日程                             令和3年6月3日                             午前10時00分開議                             於議場 日程第1 会議録署名議員の指名 日程第2 会期の決定 日程第3 請願の付託 日程第4 報告第1号 令和2年度市川三郷町一般会計繰越明許費繰越計算書      報告第2号 令和2年度市川三郷町国民健康保険特別会計直営診療所施設勘定繰越明許費繰越計算書 日程第5 承認第3号 市川三郷町税条例等中改正の専決処分につき承認を求めることについて      承認第4号 市川三郷町都市計画税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 日程第6 承認第5号 令和2年度市川三郷町一般会計補正予算(第16号)専決処分につき承認を求めることについて 日程第7 承認第6号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第1号)専決処分につき承認を求めることについて 日程第8 承認第7号 令和3年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)専決処分につき承認を求めることについて 日程第9 承認第8号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第2号)専決処分につき承認を求めることについて 日程第10 議案第45号 市川三郷町税条例中改正について       議案第46号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正について       議案第47号 市川三郷町国民健康保険条例中改正について       議案第48号 市川三郷町介護保険条例中改正について       議案第49号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第3号)       議案第50号 令和3年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)       議案第51号 令和3年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第1号)       議案第52号 令和3年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第1号)       議案第53号 令和3年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第1号)       議案第54号 令和3年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)       議案第55号 令和3年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計補正予算(第1号)       議案第56号 令和3年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 日程第11 一般質問 2.出席議員は次のとおりである。(13名)       1番 秋山豊彦   2番 笠井辰生       3番 齋藤美佐   4番 丹澤 孝       5番 小川好一   6番 高尾 貫       7番 笠井雄一   9番 有泉 希      10番 松野清貴  11番 三神貞雄      12番 村松武人  13番 秋山詔樹      14番 一瀬 正 3.欠席議員(1名)       8番 川崎充朗 4.会議録署名議員      10番 松野清貴  11番 三神貞雄      12番 村松武人 5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(21名)  町長        久保眞一   政策秘書課長    井上靖彦  防災課長      林 茂一   総務課長      一瀬 浩  財政課長      海沼良明   町民課長      丹沢美男  税務課長      芦沢 正   いきいき健康課長  望月和仁  福祉支援課長    櫻井 茂   保育課長      渡辺浩志  農林課長      望月順二   商工観光課長    塩沢正也  生活環境課長    丹沢宏友   土木整備課長    立川 潔  まちづくり推進課長 渡辺 潤   会計管理者     武田真一  三珠支所長     窪田正彦   六郷支所長     木村竹実  教育長       渡井 渡   教育総務課長    相川由美  生涯学習課長    森川規彦 6.職務のために議場に出席した者の職氏名(5名)  議会事務局長    保坂秀樹  議会事務係長    進藤陽子  議会書記      芦沢順司  議会書記      相川伸也  議会書記      佐々木未緒     開会 午前10時00分 ◎議会事務局長(保坂秀樹君)  おはようございます。 開会にあたりまして、あいさつを交わしたいと思います。 ご起立お願いいたします。 相互に礼。 ご着席ください。 ○議長(笠井雄一君)  改めまして、おはようございます。 開会に当たり、一言ごあいさつを申し上げます。 赤・白・黄色・ピンクと色鮮やかに楽しむことのできましたバラの花から、あじさいの花の季節となりました。 本日、6月定例会が招集されましたところ、議員をはじめ関係者の皆さま方にはご壮健にてご出席をいただき、ここに開会できますことは、誠にご同慶に絶えないところであります。 新型コロナウイルス感染拡大防止に関しましては、これまでの間、それぞれの立場で努力を重ねてこられました町民の皆さま、また事態への対応に尽力をされてきた医療従事者をはじめとする関係者の方々に改めて感謝を申し上げます。 ワクチン接種も計画的に接種が進みつつ、本町でも5月8日より高齢者から接種が始まりました。担当課によると、順調に接種が進んでいるとのことです。今後、さらにスピードを上げ、一日も早く対象者全員が接種できることを願うものです。 さて、本定例会は令和3年度一般会計補正予算ほか11議案であり、いずれも町民生活に直結した案件であります。非常に厳しい財政状況ではありますが、町民の福祉増進のため、十分ご審議をお願いいたします。 なお、本町議会におきましては、地球温暖化防止、省エネ対策の観点から、本定例会、9月定例会、また10月末までの実施される臨時会について軽装期間中の会議とし、本会議、委員会を上着、ネクタイは非着用でよいこととしますので、ご協力をお願いし、開会のあいさつといたします。 なお、第8番、川崎充朗君より、本日、所用のため欠席する旨の届け入れがなされておりますので、ご了承願います。 ただいまから、令和3年第2回市川三郷町議会定例会を開会します。 本日の会議を開きます。 3月定例会以降の諸般の報告は、お手元に配布したとおりであります。 続いて、一部事務組合議会の報告を組合議会議員に求めます。 三郡衛生組合議会の報告をお願いいたします。 第2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  議長の命により、三郡衛生組合議会のご報告をいたします。 令和3年三郡衛生組合議会第1回定例会は、3月29日に開会され、本町からは、三神貞雄議員、一瀬正議員、齋藤美佐議員と私、笠井が出席いたしました。 本定例会に提出された議案は、専決処分案件1件、予算案件3件、人事案件1件の計5件でありました。 それでは、内容について報告いたします。 まず、承認第1号 職員給与条例の一部を改正する条例の専決処分については、人事院および県人事委員会の勧告に伴い、給与条例の一部を改正するものでありました。 次に、令和3年度一般会計および特別会計における当初予算についてご報告いたします。 議案第1号 一般会計予算につきましては、歳入歳出予算総額を2,654万7千円、前年度より50万1千円の増で、公会計財務書類作成支援業務委託が増額の主な要因でございました。 主な歳入は、分担金2,472万7千円で歳入総額の93.1%、主な歳出は、総務費2,525万9千円で歳出総額の95.1%でありました。 なお、本町の分担金は、408万6,313円で負担割合は16.5%であります。 次に、議案第2号 し尿処理事業特別会計予算につきましては、予算総額3億18万円、前年度に比べ3,411万5千円の増で、長寿命化計画による改修工事に備え、基金の積み立てが増額の主な要因でございました。 主な歳入は、分担金2億8,015万9千円で歳入総額の93.3%、使用料1,700万円で5.7%でありました。 なお、本町の分担金は4,433万3,160円で負担割合は15.8%であります。 主な歳出は、し尿処理場費2億6,916万円で歳出総額の89.7%、本年度の主な工事は中継槽・汚泥貯留槽・第一反応槽防食補修工事4,530万円でありました。 次に、議案第3号 火葬事業特別会計予算につきましては、予算総額3億8,220万8千円、前年度に比べ1億8,806万5千円の増額で、大規模改修工事のため基金を取り崩したことが増額の主な要因でございました。 主な歳入は、分担金1億6,086万8千円で歳入総額の42.1%、財政調整基金繰入金1億8,820万円で49.2%でありました。 なお、本町の分担金は1,944万8,941円で、負担割合は12.1%であります。 主な支出は、火葬場費3億616万8千円、歳出総額の80.1%、財政調整基金費7,504万円で19.6%、基金費は長寿命化計画の改修工事に備えての積み立てでありました。 同意案件は、公平委員の選任について議会の同意を求める件にて、任期満了による公平委員の辞職に伴い、新たに本町の八木正敏氏が選出されました。 提出された5議案は、いずれも原案のとおり可決されました。 以上、三郡衛生組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  次に、峡南広域行政組合議会の報告をお願いいたします。 第10番、松野清貴君。 ◆10番議員(松野清貴君)  議長の命により、峡南広域行政組合議会の報告をいたします。 令和3年峡南広域行政組合議会第1回定例会は、3月25日に開会され、本町からは秋山議員と村松議員と私、松野が出席しました。 提出された議案は、連携協約の締結が1件、条例改正が1件、令和2年度一般会計補正予算・介護保険特別会計補正予算峡南ふるさと市町村圏特別会計補正予算が各1件、令和3年度一般会計予算・情報センター特別会計予算介護保険特別会計予算峡南ふるさと市町村圏特別会計予算が各1件であり、いずれも原案どおり可決され、議案審議の結果は次のとおりでありました。 まず、議案第1号 峡南広域行政組合及び南アルプス市におけるはしご自動車に関する連携協約の締結の件については、連携協約を締結するため、地方自治法第252条の2第1項の規定による関係地方公共団体と協議を行うことに伴い、同条第3項の規定により議会の議決が必要であるため提出されたものでありました。 次に、議案第2号 峡南広域行政組合火災予防条例中改正の件については、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部を改正する省令が公布されたことにより、峡南広域行政組合火災予防条例の一部を改正する必要が生じたため改正を行ったものでした。 続いて、議案第3号 令和2年度峡南広域行政組合一般会計補正予算(第6号)の件では、歳入歳出それぞれ1,668万8千円を減額し、歳入歳出予算の総額を18億1,055万7千円とするものでありました。 歳入については、組合費負担金・町電算システム負担金・措置費負担金および広域ネット運営費負担金を減額し、県支出金・繰越金・諸収入を追加するものでありました。 歳出につきましては、コロナ禍に伴う事業の中止等による関係科目の減額、人件費の実績による更正、不用額・入札差金等の減額と繰越金の追加が主なもので、減額分の一部は各町に返還、残額を財政調整基金、消防施設整備基金および情報センター施設整備基金に積み立てるものでありました。 次に、議案第4号 令和2年度峡南広域行政組合介護保険特別会計補正予算(第4号)の件では、歳入歳出それぞれ205万8千円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億1,029万円とするものでありました。 歳入については、介護保険収入・介護保険事業収入を減額し、県補助金・繰越金の追加をするものでした。 歳出については、人件費の実績により更正、不用額・入札差金等の減額と介護保険安定化基金への積み立てを行うものでありました。 次に、議案第5号 令和2年度峡南広域行政組合峡南ふるさと市町村圏特別会計補正予算(第1号)の件では、歳入歳出それぞれに204万3千円を追加し、歳入歳出予算の総額を876万4千円とするものでありました。 歳入については、財産収入および繰越金の追加を行い、歳出については、コロナ禍による各種イベントの中止等による減額分と併せて、峡南ふるさと市町村圏基金に積み立てを行うものでありました。 議案第6号 令和3年度峡南広域行政組合一般会計予算の件では、歳入歳出予算の総額を13億6,690万5千円とするもので、歳入の主なものは分担金及び負担金の13億4,989万6千円で、歳入全体の98.8%を占めています。 歳出の主なものは人件費、各共同処理運営費となっており、主な事業としては、慈生園の養護部門が令和3年度末で閉鎖となることに伴い、業務効率改善のための慈生園内の事務室移転とはしご自動車共同運用整備負担金であります。 議案第7号 令和3年度峡南広域行政組合情報センター特別会計予算の件では、歳入歳出予算の総額を2億4,908万6千円とするもので、歳入の主なものは分担金及び負担金の2億76万8千円で、歳入全体の80.6%を占めています。 歳出の主なものは、人件費をはじめとする経常経費と構成5町の行政業務系のシステム運用に係る経費と国のGIGAスクール構想による教育系学習系システム関連のリース料や保守料、峡南5町および山中湖村の基幹業務システムに係る運営費が主なものとなっております。 議案第8号 令和3年度峡南広域行政組合介護保険特別会計予算の件では、歳入歳出予算の総額を2億1,506万1千円とするものでありました。 歳入の主なものは、介護保険収入の1億8,173万8千円で全体の84.5%を占めております。 歳出の主なものは、特別養護老人ホーム、通所介護施設の運営費であります。 議案第9号 令和3年度峡南広域行政組合峡南ふるさと市町村圏特別会計予算の件では、歳入歳出予算の総額を649万円とするものでありました。 歳入については、財産収入が63.4%で残りは繰入金等でありました。 歳出につきましては、中部横断自動車道の開通に併せて、総合パンフレットを修正して印刷するものと、県事業の峡南地域道の駅ネットワーク協議会と情報発信、地域連携での連携を視野に紙媒体以外での発信をしていくもの、組合のネットワーク維持費などでありました。 以上で、峡南広域行政組合の報告を終わります。 ○議長(笠井雄一君)  次に、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をお願いいたします。 第5番、小川好一君。 ◆5番議員(小川好一君)  議長の命により、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をいたします。 令和3年中巨摩地区広域事務組合議会3月定例会は、3月26日に開会され、本町からは笠井議員と私、小川が出席いたしました。 本定例会に提出された議案は、令和2年度一般会計及び特別会計の補正予算5件、令和3年度一般会計及び特別会計の当初予算6件の合計11議案でありました。 それでは、内容について報告いたします。 まず、令和2年度一般会計および特別会計の補正予算について報告いたします。 議案第1号 一般会計補正予算(第1号)については、214万6千円を増額するもので、歳入では、利子及び配当金、繰越金の増額、歳出では、一般管理費における人件費の減額分を財政調整基金へ積み立てるものでありました。 次に、議案第2号 ごみ処理事業特別会計補正予算(第4号)は、1,692万2千円を減額するもので、歳入では、使用料及び手数料の減額と繰入金と繰越金、諸収入の増額を、歳出では、ごみ処理管理費における人件費と需用費、委託料等の減額分を、財政調整基金へ積み立てるものでありました。 次に、議案第3号 老人福祉事業特別会計補正予算(第1号)では132万1千円を増額するもので、歳入では、使用料及び手数料の減額と繰越金の増額で、歳出では老人福祉センター管理費における需用費、委託料の減額を、財政調整基金に積み立てるものでありました。 次に、議案第4号 勤労青年センター事業特別会計補正予算(第1号)では41万8千円を減額するもので、歳入では使用料及び手数料の減額、歳出では勤労センター管理費の需用費の減額分を財政調整基金に積み立てるものでありました。 次に、議案第5号 し尿処理事業特別会計補正予算(第2号)では315万9千円を増額するもので、歳入では繰入金及び繰越金を増額し、歳出ではし尿処理管理費における需用費、委託料、工事請負費等の減額分を財政調整基金に積み立てるものでありました。 続きまして、令和3年度一般会計および特別会計の当初予算について報告いたします。 議案第6号 令和3年度一般会計の予算額は4,961万6千円で前年度と比べ、721万1千円の減額となりました。 主な減額の要因は、総務費における職員1名減による人件費の減少でありました。 次に、議案第7号 ごみ処理事業特別会計予算は予算額12億9,221万6千円で、前年度と比べ3億1,187万8千円の減額となりました。 主な減額の要因は、ごみ処理事業費の工事請負費において、可燃焼却施設中央制御室のDCS更新工事が前年度に完了したことによる減額でありました。 次に、議案第8号 地区公園事業特別会計予算では予算額1,270万9千円で、前年度と比べ327万7千円の増額で、主な増額の要因は、地区公園事業費において地区公園内の池の埋め立て、芝張り工事による増額でありました。 次に、議案第9号 老人福祉事業特別会計予算は、予算額3,137万4千円で、前年度と比べ10万5千円の減額で、ほぼ昨年度と同様の内容でありました。 次に、議案第10号 勤労青年センター事業特別会計予算では、予算額4,725万9千円で、前年度と比べ377万9千円の減額でありました。 主な減額の要因は、勤労青年センター事業費における電気料の見直しによる減額でありました。 次に、議案第11号 し尿処理事業特別会計でありますが予算額2億6,459万7千円で前年度と比べ2,436万1千円の増額となりました。 主な増額の要因は、し尿処理事業費における整備点検委託および工事請負費の増額によるものでありました。 提案されました議案11件は、いずれも原案どおり可決されました。 以上、中巨摩地区広域事務組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  続いて、峡南衛生組合議会の報告をお願いいたします。 第1番、秋山豊彦君。 ◆1番議員(秋山豊彦君)  冒頭、皆さまにお詫びをさせていただきたいと思います。 峡南衛生組合、この町から選ばれた議員であったわけであります。このたびの大きな不祥事につきまして、議員の一人としてそれがチェックできなかったことを、深くお詫びをするものでございます。 では、峡南衛生組合議会の報告をさせていただきます。 令和3年第1回峡南衛生組合議会定例会は、3月24日に開会され、本町からは、私が出席させていただきました。 本定例会に提出されました議案は、条例関係4件、予算関係2件の計6案件でありました。 それでは、内容につきまして報告いたします。 議案第1号 峡南衛生組合事務局設置条例の制定につきましては、管理者に属する事務を明確にするためのものでありました。 次に、議案第2号 峡南衛生組合職員給与条例の一部を改正する条例については、事務局設置条例の制定に伴い、改正する必要が生じたためのものでありました。 次に、議案第3号 峡南衛生組合管理者、副管理者の報酬及び費用弁償等の特例に関する条例の制定については、本組合職員の不祥事に対し、管理監督者である管理者、副管理者の報酬を減額し、もって、責任を明らかにするとともに、組合行政への信頼を回復させるため、報酬の特例に関する条例を制定したものでありました。 次に、議案第4号 峡南衛生組合広告式条例の一部を改正する条例については、新たに組合の掲示板を設置したため、関係条例を改正する必要が生じたための条例改正でありました。 次に、議案第5号 令和2年度一般会計補正予算(第2号)については、歳入歳出それぞれ1,893万2千円を増額し、総額を5億2,824万4千円とするもので、主な歳入は、前年度繰越金1,848万7千円の増などでありました。 主な歳出は、衛生費及び費等の不用額を減額し、財政調整基金へ2,696万7千円を増額し積み立てるものでありました。 次に、議案第6号 令和3年度一般会計予算について、歳入歳出総額は4億6,220万9千円、前年度に比べ4,710万3千円の減で、収集業務委託料の大幅な減額が主な要因でありました。 主な歳入は、分担金及び負担金3億8,476万9千円、本町の負担額は4,247万5千円、全体の11%でありました。 歳出の主な増減額は、総務費において、側溝の改修工事、軽トラックの購入により849万7千円の増、衛生費においては、収集業務委託料の減少による5,412万4千円の減、および南部総務費においては、修繕費396万円の減でありました。 提出されました6議案は、いずれも原案どおり可決いたしました。 以上で、峡南衛生組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  続いて、峡南医療センター企業団議会の報告をお願いいたします。 第9番、有泉希君。 ◆9番議員(有泉希君)  議長の命により、峡南医療センター企業団議会の報告をいたします。 令和3年峡南医療センター企業団議会第1回臨時会は1月27日に開会され、本町からは丹澤議員、松野議員、村松議員、秋山議員、そして私の5議員が出席しました。 審議された案件は、議案1件で原案のとおり、可決されました。 それでは、審議された案件について報告いたします。 議案は、令和2年度企業団会計補正予算で、新型コロナウイルス感染症の影響により業務の予定量を減らすものでありました。 病院事業では、2病院の合計として年間入院患者数を9,490人減、年間外来患者数は1万8,708人減とするものでありました。 介護老人保健事業では、2老健の合計として、年間入所者数を3,650人減、サンビューふじかわの年間通所者数1,032人減とするものでありました。 収益的収入及び支出では、病院事業収益においては4,500万円増、介護老人保健施設事業収益においては6,300万円減とするものでありました。 資本的収入及び支出では、病院事業資本的収入及び支出とも5,137万円増とするものでありました。 続いて、第1回定例会の報告をいたします。 3月26日に開会され、本町からは丹澤議員、松野議員、村松議員、秋山議員、そして私の5議員が出席しました。 審議された案件は、議案2件で原案のとおり可決されました。 それでは、審議された案件について報告いたします。 議案は、峡南医療センター企業団病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例についてで、病院等の組織名の変更に伴い、所要の改正をするものでありました。 次に令和3年度企業団会計予算で、業務の予定量として病院事業では、2病院の合計として病床数は248床、年間入院患者数は5万735人で、年間外来患者数は11万7,128人などとするものでありました。 介護老人保健事業では、2老健の合計として、入所定員170人、通所定員42人、年間入所者数5万8,400人、年間通所者数は8,646人などとするものでありました。 収益的収入及び支出では2病院の合計額として、病院事業収益においては40億6,169万3千円、病院事業費用は40億249万6千円、2老健の合計額として介護老人保健施設事業収益においては、9億2,230万2千円、介護老人保健施設事業費用は9億7,141万4千円とするものでありました。 資本的収入及び支出では、2病院の合計額として病院事業資本的収入および支出とも2億9,916万1千円、2老健の合計額として、介護老人保健施設事業資本的収入及び支出とも7,733万5千円とするものでありました。 以上、峡南医療センター企業団議会の報告といたします。 ○議長(笠井雄一君)  続いて、山梨西部広域環境組合議会の報告をお願いします。 第4番、丹澤孝君。 ◆4番議員(丹澤孝君)  議長の命により、山梨西部広域環境組合議会の報告をいたします。 令和3年第1回山梨西部広域環境組合議会定例会は、3月30日に開会され、本町からは私、丹澤が出席しました。 本定例会に提出された案件は、専決処分案件1件、予算案件2件、人事案件1件の計4案件でありました。 審議に入る前に、11月2日任期満了の南部町議会議員選挙に伴い、小泉昇一議員が、11月30日任期満了の南アルプス市議会議員選挙に伴い、飯野久議員、野中國幹議員が、12月2日任期満了の北杜市議会議員選挙に伴い、内田俊彦議員、秋山俊和議員がそれぞれ組合議員に選出されたことが報告されました。 また、議長辞職に伴う選挙が行われ、中央市の小池章治議員が当選されました。 それでは、内容について報告いたします。まず、専決処分案件についてであります。 承認第1号 山梨西部広域環境組合職員給与条例の一部を改正する条例の専決処分については、人事院及び県人事委員会の勧告に伴い、給与条例の一部を改正するものでありました。 次に、議案第1号 令和2年度一般会計補正予算(第1号)は589万9千円を増額するもので、歳入における前年度繰越金を歳出における財政調整基金に積み立てるものでありました。 次に、議案第2号 令和3年度一般会計予算につきましては、歳入歳出予算総額を1億8,577万1千円とするもので、前年度より1,345万1千円の増で、環境影響評価等調査業務委託などが増額の主な要因でありました。 続いて、人事案件であります。 同意第1号 監査委員の選任につき同意を求めることについては、南アルプス市の飯野久議員の選任が同意されました。 専決案件1件及び予算案件2件、人事案件1件は、いずれも原案のとおり承認、可決、同意されました。 以上、山梨西部広域環境組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(笠井雄一君)  以上で、報告を終わります。 日程に入ります。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第126条の規定により、 第10番 松野清貴君 第11番 三神貞雄君 第12番 村松武人君 以上、3名を指名いたします。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第2 会期の決定を議題とします。 本件については、議会運営委員会において協議がされておりますので、その結果について議会運営委員長より報告を求めます。 議会運営委員長、第6番、高尾貫君。 ◆議会運営委員長(高尾貫君)  議長の命により、議会運営委員会の報告をいたします。 令和3年第2回市川三郷町議会定例会の会期等につきましては、去る5月26日に議会運営委員会を開催し、協議いたしました。 その結果、会期は本日6月3日から16日までの14日間とします。この間、5日、6日、12日、13日を休会日とし、7日、8日、10日、11日、14日、15日を予備日とします。 本日は、このあと、報告第1号および報告第2号の2件の繰越計算書の報告を行います。 次に、承認第3号から承認第8号までの専決処分についての説明・質疑・採決を行います。 続いて、議案第45号から議案第56号までを一括上程、説明、質疑を行ったあと、各常任委員会に付託いたします。 続いて、一般質問を行います。 3名から通告がありましたが、昨日、1名、秋山豊彦議員より取り下げの申し出があったことから2名で行います。 次に、4日、9日の2日間を各常任委員会の審査日にあて、4日を総務厚生常任委員会、9日を教育土木常任委員会とし、いずれも午前10時から開議することといたします。 続いて、16日の最終日を本会議とし、付託案件についての委員長報告を行うことといたします。 また、追加議案が提出された場合には日程に追加し、本会議の中で審議することといたします。 詳細は、お手元に配布した日程のとおりであります。 以上、議会運営委員会の報告といたします。
    ○議長(笠井雄一君)  お諮りします。 本件につきましては、議会運営委員長の報告のとおり、決定することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から6月3日までの6月16日までの14日間に決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第3 請願の付託を行います。 本日までに受理した請願は1件であり、お手元に配布した請願書のとおりです。 所管の委員会に付託いたします。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第4 報告第1号 令和2年度市川三郷町一般会計繰越明許費繰越計算書および報告第2号 令和2年度市川三郷町国民健康保険特別会計直営診療施設勘定繰越明許費繰越計算書の報告についてを一括議題といたします。 執行部の報告を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  おはようございます。 開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。 本日は、令和3年市川三郷町議会第2回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、ご多用の中、ご出席を賜り、ここに定例会が開会できますことに厚くお礼を申し上げます。 また、平素、町行政の推進に深いご理解と、ご協力をいただいておりますことに、併せて感謝を申し上げます。 はじめに、新型コロナウイルスワクチン先行接種につきましては、4月から医療従事者、4月下旬、26日から28日ですが、高齢者施設利用高齢者、5月に入り8日から高齢者接種を開始、残る65歳以上の高齢者5,855人の70%、4,100人を目標に7月中に2回目の接種を終える予定でございます。 これにつきましては、県下27市町村とも7月中に65歳以上のご高齢者の2回目接種を終える予定でございます。 残る接種対象者64歳以下12歳以上の方につきましては、ワクチンの供給量、時期に基づき、綿密な計画により、安全に実施してまいります。 本日、ご提案申し上げます案件は、報告2件、専決処分の承認6件、条例改正4件、令和3年度市川三郷町一般会計・特別会計補正予算8件の20案件であります。 それでは、報告第1号、2号につきまして、ご説明申し上げます。 報告第1号 令和2年度市川三郷町一般会計繰越明許費繰越計算書 本件は、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、繰越明許費繰越計算書のとおり報告いたします。 報告第2号 令和2年度市川三郷町国民健康保険特別会計直営診療施設勘定繰越明許費繰越計算書 本件は、地方自治法施行令第146条第2項の規定により、繰越明許費繰越計算書のとおり報告いたします。 以上でございます。 ○議長(笠井雄一君)  ただいまの報告について、質疑はありますか。     (なし) 質疑を終わります。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第5 承認第3号 市川三郷町税条例等中改正の専決処分につき承認を求めることについておよび承認第4号 市川三郷町都市計画税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについてを一括議題とします。 執行部の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  承認第3号 市川三郷町税条例等中改正の専決処分につき承認を求めることについて 承認第4号 市川三郷町都市計画税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて 一括して提案理由の説明をいたします。 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  税務課長、芦沢正君。 ◎税務課長(芦沢正君)  説明に先立って、本議会に提案している条例改正について、説明をさせていただきます。 本条例改正は、地方税法等の一部を改正する法律、また関連する政令及び省令が令和3年4月1日に施行された部分につきまして、専決処分させていただきました。専決処分による承認をお願いするものは、承認第3号、承認第4号の2件です。 税条例の中で、施行期日に時間的余裕のあるものにつきましては、総務厚生常任委員会で審査をお願いする予定です。 それでは、承認第3号 市川三郷町税条例等中改正の専決処分につき承認を求めることについて、説明をいたします。 新旧対照表の2ページをお願いします。 第36条の3の2は、給与所得者に係る改正で、次の36条の3の3は公的年金受給者に係る改正で、また第53条の8および3ページの53条の9は、退職所得申告書に係る改正で、すべて全関係書類の電子化推進の観点から、電子提出に係る税務署長の承認の廃止規定を追加するものです。 81条の4は、地方税法の改正による読み替え規定の追加です。 4ページの附則第10条の2の右側の欄になります。現行の第3項は、法期限により削除となり、改正後の第24項で改めて追加するものです。 5ページの現行の第24項も法期限により削除となり、改正後の第26項で2年間延長するものです。 6ページの改正後の第24項は、本町に対象施設はありませんが、特定都市河川浸水被害対策法、または下水道法に規定する雨水貯留浸透施設を対象に特例割合を3分の1とするものです。 改正後の第26項は、法附則第64条、新型コロナウイルス感染症に係る固定資産税の課税標準の特例により、課税標準をゼロとする特例の適用期限を令和3年3月31日から令和5年3月31日まで、2年間延長する改正です。 そのほかは項ずれの整備です。 附則第10条の4は、本町には該当はありませんが、平成28年熊本地震に係る固定資産税の特例が令和4年度まで2年間延長する改正です。 附則第10条の5も本町には該当はありませんが、平成30年7月豪雨に係る固定資産税の特例が新設されたものです。 8ページになります。 附則第11条から13条は、固定資産税の3年ごとの評価替えに伴う改正で、土地に係る現行の仕組みを3年延長するものです。 附則第11条は、見出しの部分になりますが、特例に関する用語の適用年度を平成30年度から令和2年度とあるのを、令和3年度から令和5年度に改正する規定です。 附則第11条の2は、地価が下落し、課税上著しく均衡を失する場合の特例規定の対象年度を令和元年度から令和2年度とあるのを、令和4年度から令和5年度に改正する規定です。 9ページの附則第12条は、宅地についての特例、11ページの附則第13条は、農地についての特例で、どちらも令和3年度に限り固定資産税の据え置き措置を追加する内容と、特例の適用年度を平成30年度から令和2年度とあるものを、令和3年度から令和5年度に改正する規定です。 附則第15条の2は、軽自動車税の環境性能割の軽減措置の期限を令和3年3月31日から9カ月延長し、12月31日までとした規定の改正です。 12ページの、附則第15条の2の2は、法改正による読替規定の追加です。 附則第16条は、軽自動車税の種別割について営業用軽自動車に限定した上で軽減措置の期限を2年延長する規定の整備です。 13ページの第6項は、電気自動車、天然ガス自動車の75%軽減についての規定となります。 14ページの第7項は、2030年度燃費基準の90%達成した車の50%軽減についての規定で、第8項は2030年度燃費基準の70%達成した車の25%軽減についての規定です。 附則第16条の2には、法改正による規定の整備です。 15ページの附則第22条は、本町には該当はありませんが、東日本大震災に係る固定資産税の特例が令和8年度まで5年間延長された規定の改正です。 附則第26条は、新型コロナウイルス感染症等に係る住宅借入金等特別税額控除についての特例について、入居要件を1年延長し、令和4年末までとし、その他の要件も満たした場合、控除期間を10年から13年に拡充する規定の改正です。 16ページからの第2条関係の改正につきましては、令和2年6月議会で議決していただきました、市川三郷町条例第21号の改正で、すべて法改正に合わせての項ずれ規定の整備です。 以上、市川三郷町税条例等中改正の専決処分についての説明とさせていただきます。 続きまして、承認第4号 市川三郷町都市計画税条例中改正の専決処分につき承認を求めることについて説明をいたします。 現在、都市計画税につきましては、課税を停止していますが、地方税法等の改正がありましたので、本条例の一部を改正するものです。 新旧対照表の19ページをお願いします。 附則第5項、6項、7項、8項は、法改正による項ずれの整備です。附則第10項から22ページの第15項は、土地についての課税標準の特例で、令和3年度に限り都市計画税の据え置き措置を追加した内容と、3年ごとの評価替えに伴い、特例の適用年度を平成30年度から令和2年度とあるものを令和3年度から令和5年度に変更する内容です。 なお、附則第11項、12項につきましては、令和3年度は据え置き措置が適用されますので、特例の適用年度を令和4年度および令和5年度に改正するものです。 附則第19項は、法改正による項ずれの整備です。 以上、市川三郷町都市計画税条例中改正の専決処分についての説明とさせていただきます。 ご承認のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第3号および承認第4号は、原案のとおり承認することに決定いたしました。 ここで暫時休憩といたします。 再開は、11時20分といたします。     休憩 午前11時05分-----------------------------------     再開 午前11時20分 ○議長(笠井雄一君)  それでは再開します。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第6 承認第5号 令和2年度市川三郷町一般会計補正予算(第16号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題といたします。 執行部の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  承認第5号 令和2年度市川三郷町一般会計補正予算(第16号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したものであります。 専決事項は、令和2年度市川三郷町一般会計補正予算(第16号)で、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ2,751万9千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ110億9,871万円としたものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「地方債補正」は、変更3件であります。 以上のとおり、専決処分をいたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  承認第5号 令和2年度市川三郷町一般会計補正予算(第16号)の説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額から2,751万9千円を減額し、110億9,871万円としたもので、その内容は第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「地方債補正」は変更3件であります。 それでは、歳入から説明します。 事項別明細書の9ページをお開きください。 2款地方譲与税から15款県支出金につきましては、交付金、補助金の額の確定に伴いそれぞれ増額、減額をしたものです。その中で、10ページになります。 10款1項1目地方交付税につきましては、3月19日の特別交付税の交付額確定により総額が確定しました。今回の963万6千円の追加により、経常率は100%となりました。 令和2年度地方交付税の内訳としては、普通交付税35億3,609万3千円、特別交付税3億2,553万6千円で、総額38億6,162万9千円となります。 また、14款1項2目衛生費国庫負担金の1節保健衛生費負担金は、新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金を全額減額するもので、国から示されていたワクチンの供給スケジュールの変更に伴い、令和2年度においてワクチン接種が未実施となったことによるものです。 同じく、14款2項3目衛生費国庫補助金の1節保健衛生費補助金は、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金を291万7千円減額するもので、国から示されていたワクチン供給スケジュールの変更に伴い、3月下旬に開始予定であった高齢者へのワクチン接種が5月上旬に延期となったことにより、未実施となった事業の分となります。 11ページをお願いします。 17款1項3目ふるさと納税寄附金は、令和2年度末の寄附総額が3億9,536万1千円となり、総額確定により1,536万1千円を追加計上しました。 18款1項1目財政調整基金繰入金は、決算見込みにより9,883万6千円を減額いたしました。 20款4項5目雑入につきましては、若者定住促進住宅分譲地販売収入として、上野地区分譲地1区画分523万円を増額し、中山間地域総合事業整備区間埋蔵文化財試掘調査補償費を169万円減額するもので、埋蔵文化財の試掘調査後に本試掘調査に至らなかったため、県補助対象外となったものです。 21款1項町債につきましては、事業費の確定に伴い減額を行ったもので、3目農林水産債、4目土木債、8目減収補てん債、合計で1,080万円の減額であります。 以上、歳入の説明とさせていただきます。 歳出につきましては、担当課長から説明いたします。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  歳出の説明をさせていただきます。 12ページをお願いいたします。 2款1項1目一般管理費および2目財産管理費におきましては、財源更正をさせていただくものでございます。 防災課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  4目安全安心対策費は、130万円を地域振興基金から一般財源へ財源更正するものです。 政策秘書課長と代わります。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  5目企画費182万円の減額は、18節補助金の若者定住促進補助金の額の確定に伴うものであります。 10目諸費69万3千円の減額は、峡南広域行政組合負担金と情報センター負担金の金額確定に伴うものであります。 14目市川大門駅管理費の253万7千円の減額は、財源更正であります。 続いて、総務課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  16目情報化推進費202万2千円を減額するものですが、いずれも広域ネット負担金、また町電算システム負担金の事業確定による負担金の減に伴うものでございます。 町民課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  町民課長、丹沢美男君。 ◎町民課長(丹沢美男君)  2款3項1目戸籍住民基本台帳費は、今回61万6千円を減額するもので、18節負担金補助及び交付金は地方公共団体情報システム機構の交付金決定により減額するものです。 次は、福祉支援課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  福祉支援課長、櫻井茂君。 ◎福祉支援課長(櫻井茂君)  3款1項社会福祉費は1目、2目ともに財源更正です。 次は、いきいき健康課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  4款衛生費について、説明させていただきます。 13ページをお願いします。 4款1項7目新型コロナウイルスワクチン接種事業費は、既定の予算から445万2千円を減額するもので、ワクチンの供給の遅延により3月中に接種できなかったため、減額を行ったものであります。 1節、4節につきましては、会計年度任用職員の人件費、7節報償費114万8千円は集団接種に係る医師の報酬、11節役務費は接種券の郵送料64万3千円および接種従事者の保険料25万3千円、12節委託料は個別接種委託料157万2千円、および接種券印刷等に係る準備委託料44万7千円、13節使用料及び賃借料は接種会場借上料等12万円をそれぞれ減額するものであります。 次に、生活環境課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  生活環境課長、丹沢宏友君。 ◎生活環境課長(丹沢宏友君)  4款2項2目し尿塵芥処理費につきましては、事業費の確定によります財源更正でございます。よろしくお願いします。 次に、土木整備課長と代わります。 ○議長(笠井雄一君)  土木整備課長、立川潔君。 ◎土木整備課長(立川潔君)  続きまして13ページ、5款1項5目農業土木費ですが、事業確定による911万4千円の減額で、内容につきましては12節委託料376万5千円の減、14節工事請負費534万9千円の減で、請負差金等によるものです。 続きまして、5款2項2目林業振興費につきましては、財源更正でございます。 商工観光課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  商工観光課長、塩沢正也君。 ◎商工観光課長(塩沢正也君)  続きまして、6款商工費、1項2目商工振興費は特産品事業拡大促進事業、3目観光費は第32回の神明の花火大会中止によるもの、4目製紙試験場費につきましては、和紙夢工房PR事業、5目地域活性化商品券事業は心の絆商品券等の事業の確定によるものの財源更正であります。 次に、土木整備課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  土木整備課長、立川潔君。 ◎土木整備課長(立川潔君)  14ページ、7款1項1目土木総務費につきましては、事業確定による38万2千円の減額で、内容につきましては8節旅費の普通旅費21万9千円の減、18節負担金補助金及び交付金の新宇野尾トンネル点検業務負担金の16万3千円の減でございます。 7款2項1目道路橋梁維持管理費、事業確定による146万9千円の減額で、内容につきましては、12節委託料65万5千円の減、14節工事請負費81万4千円の減で、請負差金等によるものでございます。 7款2項2目道路新設改良費、これにつきましても事業確定による134万円の減額で、内容につきましては、16節公有財産購入費、土地購入費、町道岩間久那土線新設改良工事土地購入費の36万円の減でございます。21節補償補てん及び賠償金につきましては、補償金の98万円の減でございます。 7款3項2目河川改修費、事業確定による95万6千円の減額で、内容につきましては、14節工事請負費65万6千円の減で、21節補償補てん及び賠償金の補償金30万円の減でございます。 まちづくり推進課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  まちづくり推進課長、渡辺潤君。 ◎まちづくり推進課長(渡辺潤君)  続きまして、7款4項1目都市計画総務費につきましては、8万5千円を減額するものです。1節報酬費は事業確定によるものです。 2目まちづくり推進費は、283万7千円を減額するものです。内容につきましては、14節工事請負費、16節公有財産購入費および21節補償金は篭鼻川浦線道路改良事業の事業費確定により、合わせて213万7千円を減額。18節補助金につきましては、まちづくり研究会補助金確定による減額となります。コロナウイルス感染拡大防止によりイベントや活動を自粛したため、予算計上しておりました70万円すべての減額となります。 3目狭あい道路整備事業費は、28万2千円を減額するものです。18節補助金において、事業確定によりまして、道路後退部の塀等の撤去、設置助成金を減額するものです。 4目優良建築物整備事業費は、財源更正であります。 続いて、5項1目住宅管理費は27万5千円を減額するものです。14節工事請負費の富士見団地16号棟給水管ライニング工事完了による減額となります。 5項2目空き家対策費につきましては、71万7千円を減額するものです。1節報酬、8節旅費、10節需用費、ともに事業確定による減額となります。 防災課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  8款1項1目非常備消防費ですが、107万9千円の財源更正です。 生涯学習課長と代わります。 ○議長(笠井雄一君)  生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  続きまして、9款4項1目社会教育総務費、2目公民館費、4目図書館費につきましては、いずれも財源更正によるものとなります。 続きまして、5目芸術文化振興費110万3千円の減額につきましては、11節役務費51万5千円の減額。13節使用料及び賃借料58万8千円の減額。こちらにつきましては、いずれも大塚、大木地区埋蔵文化財発掘調査に係る事業実績に基づく減額となります。 続きまして、9款5項2目保健体育振興費100万円の減額につきましては、18節負担金補助及び交付金100万円の減額になります。こちらにつきましては、スポーツ協会補助金の事業実績による減額となります。 3目体育施設管理費190万円の減額につきましては、10節需用費、光熱水費60万円の減額、修繕費130万円の減額、こちらにつきましては社会体育施設に係るものになりますが、いずれも事業実績による減額となります。 続きまして、財政課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  歳出11款の説明の前に、1つ訂正をお願いいたします。 先ほど、歳入の際に説明させていただきましたが、歳入20款雑入ですが、中山間地域総合整備事業整備区間埋蔵文化試掘調査補償費を169万円と申しましたが、160万円の誤りでした。申し訳ありませんでした。 それでは、引き続き11款1項公債費、1目元金につきましては、8万2千円の減額。2目利子については、140万2千円の減額となりました。 12款諸支出金、1項基金費につきましては、合計502万8千円を追加したものですが、ZOZOTOWN前社長の前澤友作氏より、伝統工芸振興のために役立ててほしいとの500万円の寄附をいただきましたが、事業目的が未定のため、これをふるさと納税基金に積み立てたことが主なものです。 以上で歳出の説明とさせていただきます。ご承認のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入ります。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  11ページの20款諸収入の5目雑入の523万円、これは上野地区の若者定住促進住宅分譲地販売収入として、1軒増加という説明を受けました。さらに12ページには、5目企画費182万円の更正となっています。この2つの予算に関連して伺うわけですが、令和2年度の若者定住促進事業の実績について、お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  お答えいたします。 令和2年度の若者定住促進の中の件数ですけども、全体で33件、人数は115人。そして、そのうち転入ですけども、よその市町村から、うちに入ってきた件数が17件、53人。転居、これは本町から本町でということで、新しく家を建てた方ですけども、16件、62人となっております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質疑はありませんか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  13ページの新型コロナウイルスワクチン接種事業費について、お伺いいたします。 ワクチン接種に関しましては、様々なご尽力を重ねてくださり、本当に甚深の感謝を申し上げます。ありがとうございます。 当日に余ったワクチンについてですけど、当然、無駄にしていないとは思うんですけど、今現在の対応と、また先ほど町長より65歳以上の高齢者は7月末までに接種を完了するというお話がありました。8月からのワクチン接種が加速化すると思うんですけど、その当日キャンセルも増えることが当然予想されてまいります。8月以降の当日キャンセルは、どのような対応をいたしますか。 ○議長(笠井雄一君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  キャンセルについてですが、本町では次の接種の対象となっております優先順位の高い高齢者施設の従事者からキャンセルの方を補充しております。 また、いずれキャンセルがまた増えてくるということで、変異型ウイルスの感染が拡大しておりまして、低年齢者の感染も拡大しております。今後は多くの子どもに接し、クラスターの発生が危惧される環境で従事する保育士や教職員などをキャンセル枠の補充として、また加えていきたいと検討しております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質疑はありますか。 第6番、高尾貫君。 ◆6番議員(高尾貫君)  10ページの歳入のところですけども、地方交付税の関係のところの、その下の14款国庫支出金のところですけれども、これは国庫支出金ですから、国が動いてくれなければ入らないということですけども、私の質問は、これからさらに国庫支出金、いわゆる地方創生臨時交付金があるかどうかですね、これは不透明になるかと思いますけども、そのへんの状況と、それから今後町として、さらにプレミアム商品券などの発行等を考えているかどうか、そこのところを聞かせてください。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  臨時交付金ですけども、今、県のほうにも確認しているんですけども、まだ不確定な状況でございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか、質疑はありますか。 第6番、高尾貫君。 ◆6番議員(高尾貫君)  私、町としては今後どうしますかという質問もしているんですけれども、そこをちょっとお答えいただけますか。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  プレミアム商品券とか、商工会と今、調整中でございます。事業的には。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  第6番、高尾貫君。 ◆6番議員(高尾貫君)  分かりました。ぜひ、調整をしていただきたいと思います。 それから20款の諸収入の関係、若者定住促進分譲住宅収入の関係ですけども、523万円。これは1区画なのか、複数区画なのか、それだけ聞いておきたいと思います。 それから、これはいわゆる一般的な毎年度出す路線価となりますよね、各市町村の。その路線価には値しているかどうか、そこをお願いします。 ○議長(笠井雄一君)  まちづくり推進課長、渡辺潤君。 ◎まちづくり推進課長(渡辺潤君)  若者定住促進住宅分譲地は、1区画分の販売収入であります。 上野地区が11区画ございまして、大塚地区が3区画ございます。現在すべて契約がまとまりまして、分譲地は完売したような状況でございます。 それから路線価の関係ですけれども、販売価格につきましては、三珠地区の分譲地を参考にしながら、町で販売するということで若干安めに設定しております。路線価につきましても、それを参考にしながら価格のほうは設定をさせていただいております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかにありますか。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第5号は、原案のとおり承認することに決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第7 承認第6号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第1号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題とします。 執行部の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  承認第6号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第1号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したものであります。 専決事項は、令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第1号)で、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ1億1,553万3千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ94億2,748万1千円としたものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 以上のとおり、専決処分いたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  承認第6号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第1号)の説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額に1億1,553万3千円を追加し、94億2,748万1千円としたもので、その内容は第1表「歳入歳出予算補正」によります。 それでは、歳入から説明します。 事項別明細書の4ページをお開きください。 今回の専決予算は、すべて新型コロナウイルス感染症対策に対応したもので、新型コロナウイルスワクチン接種事業と新型コロナウイルス検査費用助成事業によるものです。 14款1項2目衛生費国庫負担金は、新型コロナウイルスワクチン接種対策費負担金に5,096万円を追加したものです。 14款2項3目衛生費国庫補助金は、新型コロナウイルス検査の費用を助成する疾病予防対策事業費補助金に1,447万5千円、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業補助金に3,562万3千円を追加したものです。補助率は疾病予防対策事業費補助金が2分の1、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費補助金は10分の10です。 18款1項1目財政調整基金繰入金は、1,447万5千円を追加したものです。 以上、歳入の説明とさせていただきます。 歳出につきましては、担当課長から説明いたします。 ○議長(笠井雄一君)  福祉支援課長、櫻井茂君。 ◎福祉支援課長(櫻井茂君)  続いて、歳出についてご説明いたします。 5ページをお願いします。 4款1項2目予防費は2,895万円を増額するもので、高齢者施設へ入所する高齢者および短期入所を利用する高齢者に対し、PCR検査または抗原定量検査に係る費用を助成するための事業費補助金の計上によるものであります。 次は、いきいき健康課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  4款1項7目新型コロナウイルスワクチン接種事業費について、説明させていただきます。 ワクチン接種事業に係る経費は、令和3年度当初予算に計上できなかったため、8,658万3千円を新規に計上するものであります。 1節報酬458万円、3節職員手当等の期末勤勉手当91万4千円、4節共済費86万6千円、8節旅費17万1千円は会計年度任用職員2名分の人件費、3節職員手当等の超過勤務手当559万2千円は、休日の接種に出動する職員等の時間外手当です。7節報償費206万4千円は、集団接種に係る医師等の報償。10節需用費は接種券等の用紙代、消毒用アルコールなど消耗品26万6千円および公用車の燃料代6万1千円。11節役務費は接種券の郵送料207万8千円および接種従事者の保険料29万5千円。12節委託料は個別接種委託料5,096万円、コールセンターおよび送迎業務委託料1,007万6千円、web予約システム導入業務委託料456万5千円、接種券発送準備業務委託料134万円、接種記録システム委託料66万2千円、事務員派遣業務等委託料47万6千円、医療品調達・廃棄業務等委託19万6千円であります。13節使用料及び賃借料は車借上料45万6千円。その他賃料は接種会場の借上料および資機材の借上料36万円であります。17節備品購入費60万5千円は、ワクチン保管用の冷蔵庫、ワクチン搬送用の保冷ボックスや接種会場で使用するベルトパーテーションや拡声器などであります。 なお、財源につきましては、全額国庫支出金となります。 以上、歳出の説明とさせていただきます。ご承認のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入ります。 第2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  教えてください。5ページの委託料、web予約システム導入業務と接種記録システム、こちらはどのような業者に委託されているんでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  webと記録管理につきましては、峡南5町で今、LOGHEALTHという管理システムを利用しております。この管理システムは、ほかの保健衛生業務の管理も行っておりますので、その業者に特命随契をする予定でおります。 ○議長(笠井雄一君)  2番、笠井辰生君。 ◆2番議員(笠井辰生君)  ありがとうございます。県レベルで同じ業者ということなんでしょうか。それとも別々なんでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  管理システムにつきましては、峡南とか圏域によって一部違っておりますので、峡南につきましては、同じものを使っておりますので、峡南5町につきましては、同じシステムで同じところということになります。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質疑はありますか。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第6号は、原案のとおり承認することに決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第8 承認第7号 令和3年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題とします。 執行部の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  承認第7号 令和3年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第1号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したもので、同条第3項の規定により報告し承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  町民課長、丹沢美男君。 ◎町民課長(丹沢美男君)  承認第7号の説明をいたします。 今回の補正は、事業勘定の歳入歳出予算の総額に62万円を追加し、16億8,401万6千円とするもので、その内容は第1表「歳入歳出予算補正」によります。 それでは4ページをお願いします。 今回の専決処分につきましては、新型コロナウイルスの罹患者への傷病手当支給事業の適用期間が延長されたため、事業の継続をするものであります。 歳入から説明します。 4款1項1目保険給付費等交付金を62万円増額したものであります。 歳出は、2款6項1目傷病手当金を62万円計上したものであります。1日の支給限度額となります3万887円に20日分を見込んで計上したものであります。支給に関わる費用は国庫補助10分の10であります。 以上、説明とさせていただきます。ご承認のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第7号は、原案のとおり承認することに決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第9 承認第8号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第2号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題とします。 執行部の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  承認第8号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第2号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分したものであります。 専決事項は、令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第2号)で、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ304万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ94億3,052万7千円としたものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 以上のとおり、専決処分をいたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 詳細につきましては、担当課長からご説明申し上げます。 ○議長(笠井雄一君)  財政課長、海沼良明君。 ◎財政課長(海沼良明君)  承認第8号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第2号)の説明をいたします。 今回の補正は、歳入歳出予算の総額に304万6千円を追加し、94億3,052万7千円としたもので、その内容は第1表「歳入歳出予算補正」によります。 それでは、歳入から説明いたします。 4ページをお開きください。 今回の専決予算につきましても、すべて新型コロナウイルス感染症対策に対応したものです。 まん延防止措置対象区域通勤・通学者に対する新型コロナウイルス感染症検査費用支援事業と新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中での子育て世帯生活支援特別給付金支給事業によるものです。 15款2項1目総務費県補助金は、まん延防止措置対象区域通勤・通学者に対する新型コロナウイルス感染症検査費補助金に145万5千円を追加したものです。補助率は2分の1です。 2目民生費県補助金は、子育て世帯生活支援特別給付金事務費補助金に12万5千円を追加したものです。事業に係る費用は全額が国庫負担ですが、町には県から間接補助金として事務費が交付されます。 18款1項1目財政調整基金繰入金は146万6千円を追加したものです。 以上、歳入の説明とさせていただきます。 歳出につきましては、担当課長から説明いたします。 ○議長(笠井雄一君)  政策秘書課長、井上靖彦君。
    ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  歳出の説明をいたします。 5ページをお願いいたします。 2款1項15目政策推進費は292万1千円を増額するもので、これはまん延防止等重点措置等対策区域1都3県になりますけども、そこへの通勤・通学者に対して新型コロナウイルス感染症検査費用の一部を助成するものであります。補助対象となる検査はPCR検査、または抗原検査であります。助成額は1回につき上限1万5千円を補助し、2回まで申請が可能であります。 10節需用費、11節役務費は事務費で、18節負担金補助金及び交付金は対象者97名分の補助金でございます。 続いて、いきいき健康課長に代わります。 ○議長(笠井雄一君)  いきいき健康課長、望月和仁君。 ◎いきいき健康課長(望月和仁君)  3款民生費について、説明させていただきます。 3款2項7目子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯)は、12万5千円を新たに計上するもので、新型コロナウイルスによる影響が長期化する中、低所得者のひとり親世帯を支援するため、児童1人当たり5万円を給付するものです。給付金は事業主体の県で支払いますが、給付事務は町で行うため、事務に係る職員の人件費等を計上するものです。 3節職員手当等7万4千円、従事する職員の時間外勤務手当。10節需用費2万5千円は支給通知代。11節役務費2万6千円は通知書の郵送料で、対象者は129名を見込んでおります。 なお、令和3年4月分の児童扶養手当受給者97名につきましては、申請が不要ですので、5月11日にすでに支給済みとなっております。支給が必要な方は2月28日まで受け付け、随時支給となります。 以上、歳出の説明とさせていただきます。ご承認のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第8号は、原案のとおり承認することに決定しました。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第10 議案第45号から議案第56号までの12案件を一括議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  それでは、提案理由の説明を申し上げます。 議案第45号 市川三郷町税条例中改正について 地方税法等の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第46号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正について 新型コロナウイルス感染症の影響により、収入の減少が見込まれる被保険者等に係る国民健康保険税を引き続き減額、または免除することに伴い、所要の改正を行う必要が生じたため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第47号 市川三郷町国民健康保険税条例中改正について 新型コロナウイルス感染症の定義を感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律の引用に改めるため、本条例の一部を改正するものであります。 議案第48号 市川三郷町介護保険条例中改正について 令和2年度において、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少したこと等による第1号被保険者の介護保険料の減免を行ってきましたが、新型コロナウイルス感染症の流行に収束の兆しが見えないことから、令和3年度も引き続き減免措置を講じることに伴い、本条例の一部を改正するものであります。 議案第49号 令和3年度市川三郷町一般会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ4,734万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ94億7,786万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「地方債補正」は、変更1件であります。 議案第50号 令和3年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は事業勘定では、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ55万7千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ16億8,457万3千円とするものであります。 直営診療施設勘定では、歳入歳出それぞれ818万4千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7,615万3千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第51号 令和3年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ143万9千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ22億3,284万1千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第52号 令和3年度市川三郷町訪問看護ステーション西八代特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ4万3千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,474万6千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第53号 令和3年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ1万7千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億4,877万円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第54号 令和3年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ3万8千円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ11億744万5千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第55号 令和3年度市川三郷町歌舞伎文化公園管理特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ378万4千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ3,147万4千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 議案第56号 令和3年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から歳入歳出それぞれ1万円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ2億3,521万3千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 以上、提案理由の説明といたします。 ○議長(笠井雄一君)  これより質疑に入りますが、あらかじめ申し上げます。 本件については、議会運営委員長の報告にもありましたように、所轄の委員会に審査を付託いたします。 したがって、ここでは大綱的な質疑をお願いいたします。 これより質疑に入ります。     (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 本件については、各常任委員会に審査を付託いたします。 これに異議ありませんか。     (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、本件につきましては、各常任委員会に審査を付託することに決定しました。 ここで暫時休憩いたします。 再開は1時30分とします。     休憩 午後12時14分-----------------------------------     再開 午後1時30分 ○議長(笠井雄一君)  再開いたします。----------------------------------- ○議長(笠井雄一君) △日程第11 一般質問を行います。 第14番、一瀬正君ほか1名から通告がありました。 それでは、順次発言を許します。 第14番、一瀬正君の一般質問を許します。 ◆14番議員(一瀬正君)  これより一般質問を行います。 1番目の質問は、役場本庁舎1階会議室を町立図書館市川分館にすることを要求、提言したく質問します。 高齢者にとって本を読むことは頭の体操、認知症予防だけでなく、生きる力づくりにもなっています。図書館は高齢者にとって、最も必要な施設です。私の妻も大の読書好きで、毎日黙々と本を読んでいます。生涯学習センター内に図書館が移ってからは、図書館へ本を借りに行くのに苦労しています。市川地区はもちろんですが、三珠地区の高齢者の多くの方も、役場本庁舎前の図書館を利用していました。その方たちも生涯学習センターへ行くのは困難です。 そこで、役場本庁舎1階の会議室を町立図書館市川分館にする提案です。 本庁舎の会議室は2階にもありますが、3階の議会の委員会室の利用も考えれば、1階の会議室を図書館として活用することは可能と考えます。役場本庁舎内に図書館、市川分館を新設することは、周辺の高齢者だけでなく、青洲高校の生徒にも活用してもらえます。読書は生きる力を与えてくれます。諸般の事情の下で、生涯学習センターがあの場所へ建設され、図書館も遠い場所へ移転されました。私の反対意見に対し、生涯学習センターは市川地区の施設ではなく、市川三郷町の施設ですとの反論でした。 役場本庁舎の1階の会議室を町立図書館市川分館にすることを提言するものですが、町長の見解と方針をお尋ねします。 お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  一瀬正議員の一般質問にお答えします。 役場本庁舎1階会議室を町立図書館市川分館にする提言についてでありますが、生涯学習センターは令和2年1月に、新たな時代の町のランドマークにふさわしい施設としてオープンしました。町立図書館本館を含む複合施設となりますが、特に図書館本館は旧施設の約4.3倍の延床面積と充実した設備・機能・資料を誇り、人・まち社会を育む情報拠点を目指しています。新たな出会いと学び、文化と交流の発信拠点として、まちづくりの核となり、多くの方々に末永く愛され利用されることを願っております。 一方、少子高齢化や社会環境の変化といった時代の趨勢の中で、高齢者の方の足の確保がより重要になってきていることも十分承知をしており、図書館利用だけの課題ではなく、日常生活のさまざまな場面においても大切なことであり、町全体、町内全域にとっての重要な課題だと考えております。 そのため、従来からコミュニティバス等の施策の充実を図っているところですが、令和2年6月からコミュニティバスを生涯学習センターまで延伸することができました。このルート変更により、生涯学習センターと役場本庁舎を繋ぐばかりでなく、三珠地区や山保地区とも生涯学習センターを繋ぐ路線を組むことができました。 なお、役場本庁舎1階の大会議室につきましては、利用頻度も高く、町民の方々の確定申告会場や投票所などとしても利用しているため、会議室としての用途を廃止することは困難だと考えています。 したがいまして、役場本庁舎に図書館市川分館を整備するというご提言をいただきましたが、新しく充実した新図書館本館をより多くの町民の方々にご利用いただくための施策を中心として検討していきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  ただいまの答弁は、今の本庁舎1階はいろいろなものに、これまでも利用しているし、利用するというようなお話なんですが、しかし、図書館が市川大門町民会館の中にあったときは、多くの高齢の方々や、高校生が利用していました。そして生涯学習センターは市川地区の人にとっては遠すぎるわけなんです。 先ほど、交通の便もいろいろな、今検討し、進めているということですが、それを利用することも、高齢者にとっては非常に難しいという点が1点です。 それから、高齢者にとって運転免許の更新も年々厳しくなってきておりますし、同時に運転免許の返納も増えている状況にあるんです。 私は、図書館は重要な、そういう意味では高齢者が健康で楽しい毎日を暮すためには、図書館というのは非常に重要な役割を果たしていると思うんです。その施設が遠くにあって、今言うような交通の便を図っているというけれど、しかし、その施設に行くには非常に無理であるというのが現実だから、私はこういう質問を考えたわけなんです。 せっかく役場庁舎前に青洲高校が建設されたわけですが、高校生にも利用してもらえる図書館ということが、何よりも必要であるし、何よりも高齢者が歩いて行ける場所にある図書館、それはこの役場庁舎に図書館の分館をつくることだと提言するわけです。 生涯学習センターでコロナの予防接種も行われたわけですが、バスも出ていたけど、私、びっくりしたのは、お年寄りの人たちが歩いて行って、何人か顔見知りの人たち、私の周辺の人たち、知っていれば、私は、乗せていったんですが、歩いて行って、買い物に行くのかと思って通り越して、私、予防接種じゃなくて健康診断のとき、そしたら歩いて行っているという人も何人か顔を見ました。 本当に生涯学習センターが図書館の本館としての役割は重要で、もっともっと増やしてもらって、充実させてもらいたいけれど、しかしもっと必要なのはお年寄りが歩いて行ける場所に今まではあったわけなんです。それが町はずれに造られてしまったとき、困難だからの提案なんですが、そのへんももっと現実に、町民の皆さん方、高齢者の皆さん方のお声を聞いていただく中で、方策を考えていただきたいと思いますが、いかがでございますか。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  ただいまの質問でございますが、議員さんもご理解いただけと思うんですが、1階の大会議室は、昨年や今年の利用率を見ますと、90%以上の利用率が現実ありまして、これを会議室の体をなさないということは、現実的に難しいということで、今のような町長の答弁になったというように理解しております。 また、こういうお話が、青洲高校を建設するときにもあったということで、私も理解をしておりまして、現在の青洲高校の校長先生も逆に高校の図書館を地域に公開していくというか、利用していただけるということで、昨年一度実証実験をさせていただいたりして、それを進めていきたいというふうにお話をいただいていますので、そちらのほうを現実的に進められるほうが、むしろいいのかというふうに、現在は思っております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  とにかく高齢者の人たちが、歩いて行って、いつでも行きたいときに行って、本を見て、本を借りてきてというようなことで、ぜひそのへんも具体的に進めていただきたい。先ほどの生涯学習センターへ交通の便がではなくて、年寄りの人たちは行きたいときにすぐに行きたいんです。そういうようなお気持ちやら、そうして歩いていける場所、生涯学習センターでは無理なことなんです。そのへんで青洲高校との話し合いということですが、ぜひ実現を1日も早くしてもらいたいし、そういうような話が進んでいるんだということを、町民の皆さん、特に高齢者のいろいろな団体を通したり、それから回覧板等で話の経過などをやれば、年寄りの皆さんも希望が持てて行くと思うので、そのへんのご配慮をいただきたいと思いますが、いかがでございますか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 総務課長、一瀬浩君。 ◎総務課長(一瀬浩君)  青洲高校とは、継続的にお話を、昨年もさせていただいておりますので、具体的に頻繁に使っていけるかどうか、そういうのを検証しながら、さらに進めていけるように、この後も、協議を続けていきたいと思います。 また、そういうことの情報発信ができるようには、今後、検討していきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町民会館をつぶしたとき、一時役場本庁舎の右側のところを使ってやっていたんです。そこでもいいわけなんですね、とにかく交通の便も考えるから向こうへ行けではなくて、そのへんの庁舎、本当は庁舎のほうがいいわけですから、1階の会議室が無理ならば、入って右側のところを、図書館の分館に使うなども、それも含めてぜひご検討をいただきたいと思います。 それでは、2番目の質問に移ります。 芦川橋架け替え工事計画の進捗状況と、急カーブ、急勾配の2本の町道の改修計画についてお尋ねします。 私は、2019年3月議会での一般質問で、芦川橋の架け替え計画に関係する急カーブ、急勾配の2本の町道の改修について、次の質問をしました。 「芦川橋の架け替えのとき、橋を渡って、市川地区へ向かう、右と左の道路の改善を、芦川橋架け替えと並行して行うことを、建設計画に加えることが必要と考えます。」と、この質問に対し、町長は次のように答えてくれました。 「沿線地域の皆さまのご協力を得て、下流域より、河川整備を順次進めています。また芦川橋の架け替えもすでに山梨県と町との協議を終え、現在の位置で架け替えを行うことに決定しております。芦川橋西側2つの町道につきましては、急カーブ、急勾配な道となっており、交通量も多いことから、沿線地域住民の皆さまより、地域要望として改良を望む声を寄せられております。町にとってはかなり重要な案件だと認識しています。いずれにしても、この事業を具体的に計画して、芦川の橋の架け替えと同時にという考えへ正しいというように思います。どのくらい、どの希望に添えるかというのは、測量したり、周辺にお住いの住民の皆さまのご理解をしっかりいただけるような、状況をつくりながら進めていきたいと考えています。2024年度ですから、あと6年ということですから、時間があるようで、いろいろなことを速め、早めに手を打たないと時間は無くなってしまうので、ご指摘の点は十分検討させていただきます。」と、私の質問に答弁してくださいました。 あれから2年経過ましたが、芦川橋架け替え工事計画の進捗状況と急カーブ、急勾配の2本の町道の改修計画の進捗状況を教えてください。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  芦川橋架け替え工事計画の進捗と急カーブ急勾配の2本の町道の改修計画についてでありますが、芦川橋架け替え工事計画については、5月15日付の回覧にて下九一色地区、上野地区、市川大門地区にお住まいの方を対象に周知をさせていただきましたが、工事期間は令和3年度6月より令和8年度6月までの5年間を予定しております。令和3年度の工事予定といたしましては、現在の左折レーン部分のみの撤去を行い、新しい橋台の設置工事と一部の道路改良を行う予定となっております。 2本の町道の改良については現在、峡南建設事務所と協議を行っております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  私がこの質問を提出したのが、5月6日で、そのすぐ後、先ほど町長のご答弁にもありました5月15日付の回覧でという、芦川橋建設工事概要が書いてある回覧板が回ってきて、私も読ませていただきました。 説明書には、芦川橋の拡幅計画と、上野地区から来て芦川橋を渡り、北線通りへ入るところの道路改良拡幅計画が書いてありました。 しかし、急カーブと、急勾配道路に関わることについては、何も触れていませんでした。 町長、先ほどもご答弁いただきました、峡南事務所とこのへんについて話し合っているということですが、説明書が地域住民に配られる状況ですから、県当局においては架け替えのための予算計上をはじめ、所管系事業の計画も、私は具体的に進められていると思います。そういう意味では、急カーブと急勾配の2本の道路改修についても、町のほうから積極的に県のほうへ働きかけていただきたいと思います。 地域の人たちは、私も、訪ねさせていただいて、お願いもしたことがありますが、ご協力をしてくださるという方向では進んでおります。ぜひそういう意味では、そのへんで県への積極的な働きかけが、私は必要だろうと思うんですが、その点についての町長のご見解をお聞かせください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 土木整備課長、立川潔君。 ◎土木整備課長(立川潔君)  2本の町道計画の改良についてでございますが、現在、先ほど町長が申し上げましたとおり、峡南建設事務所と、現在協議を行っております。 協議の内容につきましては、橋の架け替えの工事の最中に、現道のほうを工事をしてしまうと、交差点の部分に当たるために、まだ具体的にどの時期にどういうふうな交通の規制になるかというものが、まだ決まっておりませんので、それも踏まえた上で、あと道路の勾配等も地元の方と協議をさせていただきながら、安全な道をということで、現在協議を進めている最中になっております。 以上でございます。 ○議長(笠井雄一君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  一瀬議員がおっしゃられる点は、芦川の橋を三珠側から来て、橋を渡ってすぐ、魚幸さんのほうに降りる急勾配の道路がありますね、北線道路ではなくて、もう1本右へ降りる細い道路があるんですね。あれはあの道路を止めて、かなり先で、魚幸さんのかなり先で、芦川の左岸に出て、土手の道路にするという峡南建設事務所の案なんです。ところが左岸の土手がそんなに広い幅の土手ではないので、交互通行がちょっと難しい幅員だというふうなことで、問題点は提起しているんです。そうなったときに、工場なんかもあって、工場関係の車も入る、一般車両もそこから上がって入るということになると、必ずしもちょっとどうなんでしょうかという問題提起はしてあります。 もう1本、根ノ上のほうから、芦川橋のほうへ、車での、芦川左岸の道路ですが、信号へ出るのにちょっと複雑な、要するに本通りとか、南線へ出る道路へいったん出て右折するとか、左折するというような形状ですよね。それを手前で北野医院さんの橋のほうから降りて、前の市川タクシーさんの功刀さんの本宅があるところへ出て、その道路につなげるような案なんです。 そちらのほうは可能性はあるんですが、今、北線より北側にある急勾配の道路について、そういう案に対して、町としてはちょっと問題があるのではないかということを、今、指摘をして、協議をしていると、そういうことでございます。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  最初はあの案が出たときは、渡辺染工さんの土地のところへ抜けて、富士見団地へ通じるような道路への改善ということで、県のほうでは魚幸さんのところへ行くあの急傾斜地、あれを止めるというようなお話もあって、それはそのままにしてもらうことと、ただ車が通るには、本当に土手から入って、渡辺染工さんの工場があったところから抜けるような改善策をというのが、1つは地域のお願いでもあったわけです。 2つ目は、丹澤建設さんの向かい側のところのカーブが急カーブで、本通り、南線通りから来る車が非常に見にくい、事故が今までなかったことのほうが不思議な状況だから、あそこを今度は芦川の橋を拡幅するわけですから、それから飲食店がありましたが、飲食店も店を閉じておりますので、そのへんで北野さんの隣の飲食店、元飲食店ところのご協力をいただく中で、通せば安全が図れるだろうなということで、私のほうも提言しながら進めてきたことであります。ぜひそのへんも含めて、県のほうとの協議をしていただきたい。 確かに、町長おっしゃるように、土手から降りるところについては、土手の道幅の狭さもありますし、大きな工事となると思うんです。しかし県のほうの工事としたら、不可能ではないようにも思いますので、そのへん県へ強く働き掛けることが重要だろうと思っての質問ですが、その点についてはいかがでございましょうか。 ○議長(笠井雄一君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  町で希望するというか、こうしてほしいということをできるだけ峡南建設事務所、県には理解をしていただきまして、そうした形状で実現できるように取り組んでまいりたいと思っております。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  ぜひご尽力いただきたいと思います。 それでは、3番目の質問に移ります。 高齢者の自立を救援する公共交通網の整備、充実のための改善策の検討を求め質問します。 時代が移り変わる中で、地域の商店が激減し、大型店やコンビニでの買い物へと変わりました。その一方で、山間の住民は若者が減少し、高齢者だけの世帯となり、高齢による運転免許証の返納もある中で、買い物や病院への通院に苦労しているとの話を聞きました。 私は、町による公共バスの運転、運行や、移動販売車の運行支援などについて、その方に話しましたが、地域の高齢者を援助している方だけに、高齢者の自立を支援する公共交通網の改善を求められました。この方の意見は、町内を大型バスが運行しているが、乗車している人が少ない、大型バスでなくてもよいではないか。そして高齢者が利用しやすいように改善してほしいという要望でした。 この方は、六郷地区にお住いの、元議員の方ですが、昨年の12月議会での一般質問で私が取り上げた、六郷地区の福祉タクシー券に代わる高齢者および障害者支援対策についての質問も、六郷地区にお住いの今回の方とは異なる元町議の方からの要望による質問でした。 青洲高校開校による新しい路線バスが役場前に停車していたり、市川大門駅でも大型バスを目にします。町内を走るバスの運行にも工夫されていると思いますが、まだまだ改善の策が必要と思います。 それには、行政が地域の声、集落の声に耳を傾けることが大切だと考えます。そして行政の努力が山間集落に居住する高齢者をはじめ、町内の高齢者の自立を支援できることです。高齢者の声を聴く機会をつくり、高齢者の自立を支援する公共交通網の整備、充実のための改善策の検討を求めるものですが、町長の見解と方針をお伺いします。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  高齢者の声を聴く機会をつくり、高齢者の自立を救援する公共交通網の整備、充実のための改善策の検討についてでありますが、本町の公共交通機関の一つであるコミュニティバスは、町民の交通手段の確保を図り、福祉の増進に寄与することを目的に設置されております。またその運行に関しては、交通空白地域の解消、公共交通機関へのアクセスを容易にするという国のガイドラインに沿った趣旨で運行を認めていただき、本町の全路線ともJR身延線へのアクセスを前提とするものであります。 高齢者の自立支援を図るため声を聴く機会といたしましては、民生委員の訪問や声掛けがあり、必要に応じて福祉支援課や関係課に報告があります。また、福祉支援課、社会福祉協議会では随時高齢者の相談も受けております。 コミュニティバスの運行に関する改善点等意見がある場合は、庁舎内でのコミュニティバス庁内検討委員会において利便性の向上に向けて調査・検討し進めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  バスの運行については、JR東海との合意も必要という中で、難しい点は、私は承知しているんですが、生涯学習センターでの町の検診のときもそうでしたが、高齢者にとって通院とか、買い物など、日常生活の中で足の確保は切実な願いです。市川三郷町のタクシー会社は、かつて三珠地区にも1社、市川地区に2社、六郷地区に1社ありましたが、現在は市川地区の1社だけになりました。 お客さんの要求に応えられるようにと、タクシー会社では非常に苦労されていると思います。町としては福祉タクシー券の申請の働きかけの工夫や、発行枚数を増やすなど、利用しやすくするための改善策が必要と考えますと同時に、タクシーの利用が困難な高齢者のためには大型バスではなく、高齢者が利用しやすいための小型乗用車の運行を、私は社会福祉協議会での高齢者や障害者の手助け事業ということで、ぜひご検討をいただきたいと思うんです。 これまで、市川地区にあったNPO法人で、電話をもらえれば独自の活動をして、ここのところ小林さん自身がお亡くなりになってからしているのかなというようなことを、ちょっと私は知りませんが、そういうようなこともしておりました。やはりそういうようなきめ細かい対応策が必要だと思います。 先ほども言いましたが、六郷地区でもタクシー会社がなくなったことによって不便を期しているし、大型バスとなると回数が富士見まで来て、富士見からもやってくれておりますが、回数が少ないということもあります。 そういう意味では、お年寄りの手助けをもっと市川の場合はしていかなければならない、してきていますが、他町に比べてはいろいろな点でやってはおりますが、足のそういうような支援策が、本当に必要だろうなと思っての質問なんですが、その点について、福祉タクシー券の改善策、もっと利用する人を多くできるような申し込みの方法の改善とか、いろいろな工夫策が必要だろうということと、社会福祉協議会のそういう運動をしてはどうかという点で、現在もしているけど拡大していく必要があるだろうということで、お尋ねしたいんですが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 福祉支援課長、櫻井茂君。 ◎福祉支援課長(櫻井茂君)  福祉タクシー券の利用に関しましては、確かにおおむね利用率としまして25%前後という、少ない現状があります。なかなか各本庁舎と、両支所のほうに申請に来ていただかないと、タクシー券の発行もできないという現状があります。そもそもなかなか庁舎のほうにも来られないということがあると思いますので、PR、また渡し方の検討を今後進めたいと思っております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  今、福祉タクシー券についてはお答えいただいたんですが、申請しないと渡せないというところにも、ちょっとネックがあると思うんです。そういう意味では、民生委員さんたちに、民生委員さんだったら周囲でタクシー券、タクシー券は高齢者だけではなくて、障害者にも活用できるわけですから、そのへんについては民生委員さんたちのご協力もいただく中で、ぜひ申請をしてはいかがですかという働きかけが必要だと思います。そのへんをぜひお願いしたいと思います。 もう1つは、私質問の中で言っていた、社協によっての小型乗用車による高齢者、障がい者のための手助けの強化については、その点についてお答えがなかったんですがいかがでございましょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  一瀬議員の指摘や、ご高齢者の足の確保、ある程度しっかりやれるということになると、検討はしたんですけど、デマンドバスではないですが、無線でやはりその場所に来ていただいて、乗っていただき、降りていただくような、そこまで行きつくしかないのかなという思いがあるんです。デマンドまでいきつかないと、今のようなことは解消されないのかなという感じがするんですが、この関係、膨大の費用がかかるんです、予算が。それで、検討したんだけれども、うちの財政力からしてなかなか難しい点があるというような判断をして、現在に至っているんですが、究極はそこまでいかざるを得ないのかなという感じはしているんですが、さらにきめ細かな対策と、含めてこのデマンドの関係もいったん中断しているんですが、検討していきたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  大変だと思います、財政的にもね、それからNPO法人がやっていたボランティア的なものも町からぜひ働きかけていただきたいと思います。 そして支援金の募金とか、いろいろな手法も考えていくことが必要だろうと思います。 本当に助けあって、ここの町に住んでいてよかったという状況をつくっていかなくてはならないと思うんです。 私も、年を重ねる中で、高齢者の思いが理解できるようになったわけですが、役場職員の皆さんの中でもご両親と同居されている方は少ないのではないでしょうか。行政が高齢者の皆さんの声、要求を聴く集まりをつくることが、私は大事だと思います。 高齢の町民が生活している中で、苦しみを直接聞いて、その悩み、苦しみを解決するための行政サービス、今、足の問題だけを、私は指摘したんですが、そういう施策の展開を図る努力が、役場職員にとっても必要だと思います。 高齢者の聴く機会づくりの提言を、ぜひしていただき、そして行政がその要求を実現するために、どういうふうにしたら実現できるかの検討をしていただきたいことをお願いいたします。 4番目の質問に移ります。 甲斐源氏発祥の地、市川代官所のあった町として、県下に誇れる歴史が失われてきています。そしてそれを証明する歴史資料や、古文書もこのままでは失われてしまいます。今、町の歴史を残すための組織づくりが必要と考え質問します。 私は、長い議員活動の中で、歴史資料館の建設を求めて質問を何回もしてきましたが、実現しないまま今日に至っています。 また、本年の3月議会の一般質問で、甲斐源氏発祥の地、市川代官所のあった町として失われつつある史跡を守るために町としての施策の展開の必要性を訴え質問しました。それに対し、「甲斐源氏発祥の地、代官所跡、それから最近では新町前遺跡、平安時代、室町時代の遺跡も発見されたと、本当に宝がたくさんある町というふうに思っています。それをしっかり検証し、後世に引き継いでいくという提言は、まったくそのとおりだと思い、しっかり取り組んでいきたい」と町長は答弁してくれました。 私が今回質問しようと考えたのは、遺跡以上に失われる危険度が高い歴史料や古文書の収集についての町行政としての研究、収集の組織づくりの必要性があるからです。 3月議会での史跡を守るための行政対策以上に大変な事業であるとともに、今、やらなくてはならないと考えます。それは歴史資料や古文書を収集した方から、時世が変わる中で、保存している価値観が変わり、ごみになりかねないからです。 私の家でも祖父が収集した資料を父が処分してしまったということがありました。私は、旧三珠町や旧六郷町の旧家は知りませんが、旧市川大門町の旧家は知っております。それらの旧家には歴史資料や古文書など、家宝としての多くの資財が残されていると思います。それらの方々にご協力をいただき、町の歴史資料や古文書の研究収集のできる組織をつくり、歴史資料館建設に向けての具体的な行動を開始しなくてはならない事業だと考え提言するものです。町の歴史資料および古文書の研究、収集をする行政としての組織づくりについて、町長の見解と方針をお伺いします。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  町の歴史を残すための組織づくりについてでありますが、歴史史跡や歴史資料などの文化財の保護につきましては、文化財保護条例に基づく施策が基本となります。その条例の中で文化財の保存および活用に関する重要事項を調査審議する組織として文化財保護審議会の設置が定められており、15名の委員を委嘱しているところです。 また、当町には歴史に造詣が深くその研究を進めている有志の組織があり、素晴らしい研究成果を発表しています。市川地区中央部まちづくり懇談会が「甲州・市川のまちづくり読本」を発行し、市川マップの会が「市川三郷まちめぐりマップ」を発行しております。 今後、歴史資料等の研究や収集に係る組織づくりにつきましては、これらの組織の方々のご協力を得る中で検討してまいります。 また、学術文化分野については、新たな視点からいかに情報発信等ができるかについても取り組んでおります。例えば、広報「いちかわみさと」の4月号から新特集をスタートしています。 「いちかわみさとふるさとの歴史」と題し、シリーズで市川三郷町の歴史を紹介するものです。第一編として、「市川陣屋について」とし、代官所があったという歴史がいかに貴重な財産であるかについて分かりやすく紹介することによって、町民の皆さまに歴史認識を深めていただきたいと考えております。また、そのことにより、代官所跡地の歴史的背景を重視した周辺整備事業推進の気運も高めていきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  町長の答弁にあったように、いろいろ研究されている方たちがおられるとともに、町としても文化財保護審議会、15名の方たちが協力してくださっているというようなお話です。5月29日に有泉一征さん歴史講座、「青洲文庫と渡辺3代について」の講義を聞くことができました。この町の史跡の尊さを一層深めることができました。 5月8日には、県立博物館で開かれていた武田信玄生誕500年展を見学してきましたが、この展示物の中に武田家と深いかかわりのある甲斐源氏の資料も展示されていました。甲斐源氏発祥の地、そして市川代官所のあった町、歴史的資料は非常に貴重です。 私の記憶では、これまでに収集された市川大門町の資料は、市川大門町民会館内の資料室に保管され、その後、寿会館に移されたと思いますが、現在はどこにどのように保管されているのか教えてください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 生涯学習課長、森川規彦君。 ◎生涯学習課長(森川規彦君)  中地区公民館にあったものは、現在生涯学習センターの資料室等に保管をしております。 それらの保管の状況でございますが、特に最近といいますか、先週の木曜日と金曜日に、その生涯学習センターに保管している文化的な価値のある書画、屏風も含みますが、それらの整理を行いました。書画、屏風等で150点を超える作品がございました。それらの作品の画像つきの目録等作成のための作業を行いました。 また、その作業につきましては、先ほどの文化財審議委員の方々や、マップの会、それからまちづくり懇談会、そして是空などに所属している文化財に造詣の深い方々6名のご協力を得る中で、整理をすることができました。 職員だけですと、なかなか鑑定眼といいますか、作品の価値の判定が困難ですので、有識者のご協力があって初めて取り組める事業となります。今後も歴史や文化財に造詣の深い方々のご協力を得る中で、文化財の保存等々を取り組んでまいりたいと考えております。 以上になります。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  1歩前進という思いがして聞きました。 市川文珠、知恵文殊といわれる学問の神様を祭る表門神社、夢窓国師所縁の庭園と母の墓、富士山信仰の富士講神殿、商いの神様を祭った正ノ木神社、紙の神様を祭った神明宮、そして平塩にあったという天台百坊などなど、代官所の門だけでなく神社や寺など、尊い歴史がいっぱいに残っている町です。 市川教会もそうですが、青洲さんのお話の中でも出てきた、渡辺青洲さんによって造られた市川教会、そのような宝物がいっぱいの町であります。 マップの会のメンバーや、有泉一征さん、まちづくり懇談会など、研究されている皆さまのご協力もいただいて、町の事業として歴史資料および古文書の研究収集をする組織を、ぜひ個々ではなくてそういうような研究組織をつくると同時に、それを生涯学習センターで保管ということですが、もっともっとそういう意味では、私の家もそうだったんですね、本当に宝ものみたいなものがあって、私、東京から帰ってきたとき、親父が全部処分をしてしまったということで、本当にそういう研究をしている人たちが、あとに子どもさんなり、お孫さんがいれば、その宝物の重さが分かるんですが、なかなか理解できない、そうすると処分してしまうということにもなりかねないわけでして、ぜひそういう意味では、そういう研究組織を作って、その宝物の、宝物の価値が、尊い価値が分かるような、そういうふうなことを理解してもらえるようなためには、やはりそういう組織づくりが、この尊いまちには、貴重なまちには必要だろうなと思うんですが、ぜひそのへんでのご尽力をいただきたいと思います。 それでは、5番目の質問に移ります。 高齢者から防災無線放送が聞き取れない、何とかしてほしいという要望が寄せられています。緊急時に一番情報を伝達したい高齢者のための緊急連絡の改善策を求め質問します。 防災無線が設置されてから長い年月が経過する中で、家づくりも大きく変化し、外からの音が聞き取りにくくなってきたことと、高齢化によって難聴化したことなどの原因が考えられます。 しかし、行政機関としては、緊急時に一番早く情報を伝達し、避難をしてもらわなくてはならない高齢者に伝えられないのでは困ります。 全国的にも防災無線放送に代わる緊急情報伝達の方法が考えられ、実施されていると思います。 全国の先進例に学び、高齢者のための緊急連絡方法の改善策を求めるものですが、町長の見解と方針をお伺いします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  高齢者のための緊急連絡の改善策についてでありますが、現在の防災行政無線は合併後、平成18年度から19年度にかけて整備されたものであります。すでに13年が経過し、修繕整備をする中で運用しております。 ご指摘のような機器の経年劣化、家づくりの防音化、高齢による難聴等、聞き取りにくい原因が考えられます。 これまで難聴地域や聞き取れない場所には個別受信機の設置を整備してまいりました。現在55カ所に設置されています。令和2年12月議会で答弁いたしましたとおり、個別受信機の設置費用に関しましては、受信機本体・設置手数料・野外アンテナが必要な場合を含めますと最大で1台約20万円となります。必要な箇所には整備を検討してまいります。 また、情報伝達の手段として、自主防災組織の活用やご近所同士の声掛けの大切さも周知しながら、逃げ遅れゼロを目指して取り組んでまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  1台20万円という経費がかかるということであります。この質問をすることにしたのは、高齢者の方からの相談でしたが、他人事ではなく、私も高齢なのか家の中では防災無線放送が聞き取れず、音がしたら家の外へ飛び出して聞くように、努力をしているんですが、それでも間に合わず、放送の内容が分からないことが多いのが現実です。 高齢で耳が遠くなるのが原因だけでなく、家の構造が大きく変化したことも大きな要因だと思っております。 改善策ということですが、今言うような放送設備というか、伝達を機械化することには相当なお金がかかることは承知しているんですが、今の答弁にもあったような、どうして連絡を密にできるか、高齢者の方たち、それから障がい者の人たちに伝達できるかというような研究については、ぜひご尽力をいただいて、改善してもらいたいと思います。 一生懸命放送されている方は、大きな音ですが、なかなか聞き取れないです中身が、そんな点で改善策をしていただきたいと思います。 方法はいろいろと、今、町長の答弁にもあったようにあると思います。そのことをお願いして、6番目の質問に移ります。 碑林公園の観光宣伝策と源氏の館および弓道場の活用策など、多額の費用を投資している施設だけに、運営改善と宣伝活用策の検討の必要を考え質問します。 私は、碑林公園の建設には、次の2点で反対しました。 第1に、中国の碑の縮小碑を設置した公園を造るのではなく、市川代官所跡へ歴史資料館を建設すべきだ。 第2に、中国人観光客をはじめ海外の観光客目当ての施設と考えるが、中国は毛沢東の文化財革命によって使われてきた漢字が略字に変えられ、中国人にも旧漢字の碑林公園の碑は読めず魅力はないと指摘しました。今、コロナ禍で、海外からの旅行客は激減していますが、せっかくある施設です。町が碑林公園を建設したのは、書道の町としてアピールするためでもありました。上野にある表門神社も学問の神様です。碑林公園がある平塩は、甲斐源氏発祥の地であり、源義清が紙工、甚左衛門を伴い、紙漉きの優れた技術を伝授したと伝えられ、神明宮には甚左衛門が祭られています。また、熊野神社には、甲斐源氏発祥の碑もあります。 碑林公園をはじめ、甲斐源氏発祥の地、商売繁盛を祈願する正ノ木神社、そして四尾連湖への登山道の入り口などと、観光宣伝をすることで、碑林公園への観光客を誘致する宣伝策が必要と考えます。 2番目に、文化と武道の館として建設された源氏の館ですが、現在コロナ感染問題もある中で、展示会等がほとんど行われていません。この施設建設計画が出たときは、役場本庁舎前の旧町民体育館の北側へ武道と文化の館と称し、建設の予定でしたが、碑林公園が建設され、今の場所へ文化と武道の館という名称で建設されました。 当時、剣道、空手、柔道など、武道の練習場の必要性から、武道と文化の館として計画されましたが、今の場所へ建設されてから、武道で使用することはほとんどなくなりました。 現在は、写真展や絵画、書道などの展覧会に使用されていますが、コロナ禍という状況下で使用されることが少ない状況です。 今後は、各団体に呼びかけ、いろいろな展示会や、発表会に使用してもらうための働きかけが必要と考えます。 3番目に、弓道場の活用についてです。かつては八幡神社境内に弓道場があり、多くの人たちが弓道を楽しんでいたことを思い出します。弓道場が文化と武道の館のすぐ南に建設されてから、見学に行く機会も少なくなりました。 過日、町民の方から弓道場がほとんど使われていないことを聞くとともに、弓道場の活用のための宣伝の必要性について伺う機会がありました。 碑林公園の観光宣伝策と源氏の館および弓道場の活用策など、多額の費用を投資している施設だけに、運営改善や宣伝、活用策が必要と考え提言するものですが、町長の見解と今後の運営方針について伺います。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  碑林公園の観光宣伝策と源氏の館、弓道場の活用策など、運営改善や宣伝、活用策についてでありますが、1点目の大門碑林公園の観光宣伝策につきましては、平成5年度、旧市川大門町時代に、敷地総面積約3万2千平方メートル、総事業費約14億6千万円にて、町民の憩いの広場、また甲斐源氏発祥の地として自然・歴史・文化のふれあいの場を目的に5年間の歳月をかけ完成しました。 大門碑林公園は中国で最も著名な陝西省の西安碑林と山東省の曲阜碑林の名碑を集めた公園であります。平成6年度から令和2年度までの延べ来園者は約19万人であります。また令和2年度の実績については1,053名の来園者でありました。 ご質問の改善等につきましては、本施設の本来の目的である文化書道の推進でありますので、各種関係機関と協議を行い、多面的な方策を検討してまいります。 2点目の文化と武道の館、愛称・ひらしお源氏の館の活用策につきましては、延床面積954平方メートル、木造平屋、一部2階建ての構造内には、武道館、展示ホール、多目的ホールを備えており総事業費は約2億4千万円にて平成2年度に完成いたしました。 延べ来館利用者数は約10万人の皆さま方のご利用でありました。また令和2年度の来館施設利用者実績は1,668名でありました。 施設内には、文化関連の大型の硯、世界一の墨、拓本などの展示がされておりますので、今後につきましては武道における空手、剣道、柔道等を含む文化関連利用の活用に向けて、各種関係団体の皆さまのご意見をいただきながら、本町における文化、武道の向上に努めてまいります。 3点目の弓道場の活用策につきましては、市川三郷町弓道場等につきましては、面積約800平方メートル、幅6.5メートルの3人立ち仕様の施設であり、平成8年度には工事費約250万円にて建設されました。コロナ禍前の利用状況は月平均9日、年間110日程度であり、コロナ禍以降についてはコロナ禍以前の半数程度に利用自粛されています。また利用者につきましては、主に市川三郷町スポーツ協会弓道部となっております。 今後、利用団体とも協議を行う中で、活用策などの検討をしてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  1つ目に、碑林公園を観光業者や観光客、そして書道の愛好家への宣伝についてなんですが、碑林公園を建設したときの町長は建設の理由に、書道の町を国の内外に宣伝するための公園といわれました。そのときの説明では、同様な公園は全国に1カ所あるだけだと言われて、市川と2カ所だけあるという、そういう説明をいただいた記憶がありますが、私も東京の書道愛好家たちに進めて見学に来ていただいたこともありました。 市川三郷町に、中国の書碑を模写した石碑と碑を包む中国風の建物が建つ碑林公園があることは、他町、県外の人たちもそう多くは知っていないと思います。ましてや関係が深い中国観光客も知らない、見学客を呼び込むには宣伝が大事だろうと思います。 そこで提案ですが、毎週日曜日、テレビ朝日で「珍百景」という番組を放送しています。話題づくりの珍百景への放映申し込みもいかがかと思いますが、いろいろなそういうような観光、旅行会社や県外の人々への宣伝の方法、工夫が必要だろうなと思います。 当時14億円というお金は莫大なお金だけに、生かして使う方策を考えていただきたいと思いますが、そのへんについてお答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  大門碑林公園ですが、その前に北海道の松前町に金子鴎亭先生の碑林公園が出たんですね。これは、本当に書家、日本を代表する書家の金子鴎亭先生の碑林で、ここは現在でも結構大勢の方が訪れているということで、大門碑林の場合には、陝西省や山東省の銘碑を複製した形で造られた碑林公園なんですが、今の総務課長が、当時からですが、日本の第一人者、青山杉雨先生の関係を非常に構築してくださって、とても日本で代表するような書家のいい作品も、町に寄贈していただいているんです。そういうものも活用して、例えば碑にして、そういうふうな対策も少し考えたらいいのかと思って、中国の銘碑だけではなくて、日本の代表的な書家の碑も将来的には考えながら、そのことを発信するということも一つの方法ではないかと思って、とてもいい作品を、私も先日、その作品を何点か見せてもらったけれども、とても私ども、門外漢ですけれども、とてもいい作品だというような感じがいたしましたので、あらゆる方面から付加価値を高める施策を考えていきたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  ぜひ知恵を出し合う中でやってください。私も、書道の先生、東京に知り合いがあってお話をしたら、東京からわざわざ見に来てくださったという経験もあります。ぜひ、そのへんのいろいろな働きかけが必要だろうと思います。 次に、源氏の館の活用についてですが、建設されている場所が高齢者や子どもたちにとって、行くのに苦労する場所にあることが問題であるわけですが、そのために施設を利用する団体が少ないのではないかと思います。 先ほども述べましたが、この建物は、県内の木材を活用した特別な建築で、当初の計画では役場本庁舎前にあった体育館の北隣に武道と文化の館という名称で、建設する方針でした。 それが急に建設地を碑林公園の隣に変更し、文化と武道の館という名称変更をして建設、現在は源氏の館となりましたが、この施設はこれまで写真、絵画、書道の展示会に使用してきたのがほとんどで、武道のための活用はほとんどなかったのではないでしょうか。 そこで提言ですが、源氏の館を武道の試合会場として活用、利用の工夫をしてはいかがでしょうか。 生涯学習センターの体育館も安全基準を満たそうが、危険であれば床の改修を先送りできないようにも考えますが、武道館の活用も考えられます。源氏の館を武道館としても活用策を、体育館というような幅広いような活用策を考えるべきだと思うんですが、その点については、町長、いかがでございましょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  文化と武道の館、ひらしお源氏の館、とてもいい建物なんです。本来、空手や柔道や、剣道や、十分ご利用いただけるいい施設だというふうに思っております。ご提言のように、そういう団体の方々にもできるだけご利用いただけるような発信をする、お使いいただけるようにするということも、1つの方法であろうかと思います。とてもいい施設だけに、お使いいただくことを積極的に取り組むということはしていきたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  ぜひご尽力をいただきたいと思います。 それから碑林公園と源氏の館の間には、四尾連湖へ向かう山道があります。もう50年以上、私もこれを利用したことがないんですが、私には現在の状況は分かりませんが、あの山道は登山愛好家にとっては素晴らしい山道だと思います。2合目にある金毘羅神社、2合目でしたか、1合目でしたか、金毘羅神社があります。それから5合目には浅間神社があり、10合目の山頂にたどり着くと真下に四尾連湖が見え、心が癒されました。 四尾連湖へ下らずに、山道を進んでいけば、山道の両脇に咲くつつじの花を見ながら、登ると蛾眉山の頂上にたどり着きます。富士山が疲れを癒してくれました。 50年も前の私の思い出ですが、県内はもとより、都会に住んでいる登山家たちにとって、神秘的な湖、四尾連湖と、校歌でも歌われている蛾眉山は、きっと魅力ある観光コースだと思います。登山道の出発点には碑林公園の第1、第2と広い駐車場もあります。この宣伝も考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  トレイルランのコースにもなっておりまして、コロナ禍の中で、トレイルラン、2年続けて大会はできなかったんですが、毎年、森林組合にお願いをして、山道の整備はかなりお金をかけて整備をしておりますから、話に聞きますと、ある程度の人が、その登山道を使って、四尾連湖にという方がいらっしゃるようです。さらにしっかりとした、看板ではないんですが、しっかり明示して、そういうPRをするということも、今の議員のご提言と併せて必要ではないかというふうに思っておりまして、そのことはしっかり取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  ぜひ工夫もされているようですが、この町を活性化させるために、宝物があるわけであって、その宝物をぜひ生かしていただきたいと思います。 最後の質問に移ります。 町内の河川のごみの除却や、町道の小さな傷の修繕などを行える職務の職員の配置を求め質問します。 川にごみを捨てない、これが大原則ですが、分水の側溝にかけてある金網には、捨てられたごみが引っかかっています。近所に住む、私の近くに住んでいる方々が、このごみを取り除いてくれていますが、重い溝蓋を持ち上げてごみを取り出す作業は、力がなくてはできません。ボランティアでこの作業をしてくださっている方々は、ご高齢で、ますます困難になってきています。 私の家の周囲でも、2カ所のごみ取りをしてくださっていた方の1人は亡くなられ、もう1人は高齢でできなくなりました。 今、懸命にごみ取りをしてくださっているのは、2カ所のみとなりました。川にごみを捨てないのが大原則ですが、残念ながらなくなりません。 私の記憶にありますのは、旧市川大門町では失業対策事業として、側溝や町道の修理をしてくれました。市川三郷町になってからも、臨時職員の方が町の中を巡回して、町道の小さな穴の修理などを行っていました。 河川のごみの除去作業で、ボランティアの方がもしけがをした場合、誰が責任を取るのか、本人の責任にしてしまうのではないでしょうか。 役場の担当課、正職員が町の中を常時巡回し、河川のごみの除去作業や、町道の小さな傷の修繕をすることは困難です。 旧市川大門町がかつて実施していたように、臨時職員による失業対策事業、または定年退職者のアルバイト事業として、町内の河川のごみの除却や、町道の小さな傷の修繕などを行える職務の臨時職員の廃止を求めるものですが、町長の見解と方針を伺います。お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  町内の川のごみの除去や町道の小さな傷の修繕などを行える職務の職員の配置についてでありますが、町といたしましては、町民の皆さまの安心した暮らしを守るためにも、以前のような専門職員の配置は必要であろうかと考えております。毎年1月に会計年度任用職員の募集を行っておりますが、採用条件として現場作業の知識、経験、技術、体力が必要とされることから、なかなか条件に該当するような応募者がいないのが現状です。 かつては、退職した元役場職員に依頼し、可能な範囲でご協力をいただいておりましたが、現在は、専門職員がおりませんので、水路のごみの除去や町道の補修などについては、町民の皆ざまからの連絡をいただく中で、担当課の職員ができうる限り対応をさせていただいております。 水路や道路の維持管理については、町民の皆さまが、安全・快適に生活を送っていただくためには必要不可欠な環境整備であります。引き続き町広報紙やホームページ等にて専門員の募集する中で、人材の確保に努めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問がありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  募集してもなかなかそういう条件にあった職員が見つからないのが現状だということですが、ぜひご尽力をいただきたいと思うんです。 つい最近のことですが、高田の土手のほんの一部が傷付き、町民の方から直してほしいという要望が、私のところにありまして、担当課にお願いしましたら、担当課ですぐに現場を見てくれましたが、小さな傷なので、他の修繕工事を依頼した業者に、そのとき一緒に修理してもらえるようにしますということで、きっとご努力してくださっていると思いますが、昨日、私、現場を見に行ったんですが、まだ修理されておりませんでした。 担当課の状況も理解しているわけですが、町民にとって早く直してほしいと思うのは、当然のことであります。 高齢者が占める割合が多いまちだけに、高齢者にとって住みよいまちづくりは、市川三郷町にとって大事な行政の仕事です。ぜひ採用がなかなか募集しても困難だということではありますが、町内を巡回し、河川のごみの除却や、町道などの小さな傷を修理する臨時職員の配置を緊急の課題だと考えますので、ぜひそのへんでのご尽力をいただきたいと思いますが、そのへんについてもう一度お答えください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  その対応が遅いという点につきましては、改善をしていきます。すぐにでも改善をしていきたいと考えております。 また、そうした専門職員の募集につきましては、さらに努力してまいります。確保できるように努めてまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第14番、一瀬正君。 ◆14番議員(一瀬正君)  いろいろの難題を突き付けたわけですが、ぜひ実現のために、ご尽力いただきたいということと、それから職員の皆さんでぜひ知恵を出し合っていただきたいと思います。 以上、お願いをして、私の一般質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第14番、一瀬正君の一般質問を終わります。 ここで暫時休憩といたします。 再開は午後3時といたします。     休憩 午後2時47分-----------------------------------     再開 午後3時01分 ○議長(笠井雄一君)  再開します。 続いて、第3番、齋藤美佐さんの一般質問を許します。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  市川三郷町は、手話言語条例の町ですので、はじめのあいさつのみ手話でさせていただきます。 これより一般質問をさせていただきます。 SDGsの推進についてです。 より良い世界を目指す世界目標SDGsの基本理念は「誰一人取り残さない」とするもので、SDGsの達成には国、自治体、企業など多くの要素が絡み、解決への道筋を見つけるのは簡単ではないことも事実です。もちろん個人の取り組みも大切です。これまでも本会議において、たびたびSDGs関連の一般質問をさせていただいてまいりましたが、本日は、SDGsのパネルをお借りしてまいりましたので、国連で採択された2030年までに達成する持続可能な開発目標を確認させていただきます。 1.貧困をなくそう。 2.飢餓をゼロに。 3.すべての人に健康と福祉を。 4.質の高い教育をみんなに。 5.ジェンダー平等を実現しよう。 6.安全な水とトイレを世界中に。 7.エネルギーをみんなに、そしてクリーンに。 8.働き甲斐も経済成長も。 9.産業と技術革新の基盤をつくろう。 10.人や国の不平等をなくそう。 11.住み続けられるまちづくりを。 12.造る責任、使う責任。 13.気候変動に具体的な対策を。 14.海の豊かさを守ろう。 15.陸の豊かさも守ろう。 16.平和と公平をすべての人に。 17.パートナーシップで目標を達成しよう。 この17項目となっております。 今年2月のことですけれども、町の図書館館長にお願いをいたしまして、図書館本館入り口にSDGs特集といたしまして、2月17日より17項目の各項目に沿った本の紹介もしていただきました。現在はそれぞれの項目に特化した本を、毎月テーマを変えて紹介してくださっております。 現在は、6月の広報でも掲載してくださっておりますが、6月はこの3番のすべての人に健康と福祉をということで、あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進するをテーマに、障がい者や高齢者支援、途上国での福祉についての本を紹介してくださっております。 また、3月議会でカーボンニュートラルの取り組みについて質問させていただいた際、ゼロカーボンシティ宣言の懸垂幕も大変にありがとうございました。これもSDGs達成に向けての意識啓発で、ゼロカーボンシティって何とか、SDGsってどういうことと聞かれ、持続可能な開発目標のことと言っても、一言では言い尽くせませんが、あらゆる全ての行政活動に関わることは間違いないと思っております。 本町の第2次総合戦略の中において、地方創生SDGsの推進が盛り込まれておりますが、この理念を踏まえる中で持続可能な市川三郷町の実現のためには、官民一体となった取り組みが必要であると考えます。 町民の中にはまだまだ理解をしていただく機会が少ないと感じております。そのことを踏まえましてお伺いいたします。 1.SDGsの推進に向け、どのように取り組んでいくのか。 2.SDGsの認定を受ける取り組みは。 3.職員の研修、町民への周知は。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  齋藤美佐議員の一般質問にお答えします。 SDGsの推進についてでありますが、SDGsは持続可能な開発目標と訳され、多様性を認め、誰一人取り残さない、持続可能でよりよい社会の実現を目指す世界共通の目標です。これは、2015年9月の国連サミットにおいて、全会一致で採択され、2030年を期限とする17のゴールと169のターゲットおよび、231の指標が決められております。 ご質問の1点目、SDGsの推進に向けて、どのように取り組んでいくのかについてでありますが、先般、宣言を行った「ゼロカーボンシティ」がございます。本町においてはSDGsの推進のスタートラインに立ったばかりであるため、具体的な内容はこれから精査していくところです。 2点目の、SDGsの認定を受ける取り組みについてでありますが、本町においても、SDGsの重要性は十分認識しております。世界目標であるSDGsを研究・推進し、3つの側面である経済、社会、環境において新しい価値を創出するため、ゴールを市川三郷町第2次総合戦略の中から導き出す中で、国が認定するSDGs未来都市の取得を目指して取り組んでまいります。 3点目の職員の研修、町民への周知についてでありますが、本年度職員全員に研修を計画しております。また、町民への周知につきましては、広報・ホームページ等で周知いたします。 SDGsの推進で重要なことは、職員も地域住民も一丸となり、誰一人取り残さず継続していくことだと考えております。全員で同じ方向を向き、全員で未来の市川三郷町をつくっていきたいと考えております。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  SDGsに町として取り組む前向きなご答弁ありがとうございます。未来都市を目指して取り組むと、今、町長からご答弁がありました。誰一人取り残さないということが大前提ですけど、町民への周知について、今、ホームページとかということをご答弁いただきましたけど、回覧板とか、LINEも使って、啓発してくださるのだとは思うんですが、本町は高齢者さんが多いので、高齢者にもSDGsについて分かりやすいリーフレットを作成して、啓発してはというふうに考えます。 また、懸垂幕での啓発や、各庁舎の入り口に分かりやすいSDGsコーナーの設置、SDGsのロゴマークを広報などに掲載して、機運を高めるということが大切ではないでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  町民の方々への周知ですけども、先ほど町長のほうからの答弁もありましたが、広報とかホームページ、あとLINE等、分かりやすく掲載していく予定であります。 議員さんのおっしゃるとおり、高齢者への周知の方法、リーフレットにつきましても、前向きに考えて検討してまいります。 あと懸垂幕への表示だったり、あとまたこのSDGs、こちらにワッペンを付けているんですが、このロゴマークもまたPRの一環として活用していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 今日、役場に来て、この議場の後ろにもロゴマーク貼ってありましたので、またいろいろなところに貼ってあると、さっきおっしゃっていただいたので、ありがとうございます。 町民への研修や、講演会の開催と考えますけどいかがでしょうか。昨年私は、SDGsの基本的な考え方を学ぶことができる、SDGsのカードゲームというのに2回参加し、体験いたしました。青洲高校でも4月と5月に、このSDGsゲームを実施し、好評だったとお伺いしております。 このことも踏まえて、研修や講演会の開催のお考えはありますでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  職員の研修につきましては、本年度、この議会が終わりましたらすぐ全員に、先ほど町長の答弁にありましたけど、説明をいたしまして、あと各課で意見の交換会をいたします。 そして組織体制とか役割分担を決定いたしまして、目的の方針の決定に向けていきたいと考えております。 また、町民の方々への研修だったり、講演会等につきましても、また追って、考えが煮詰まってまいりましたら提案して、実行していきたい考えであります。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第3番、齋藤美佐さん。
    ◆3番議員(齋藤美佐君)  今申し上げた、SDGsカードゲームというのに関しても、ご検討いただけますか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  カードゲームもまた検討して、実行できるようであれば、やっていきたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  SDGsは、地方創生の強力な推進力になると確信をしております。半年くらいしましたら、成果を中間報告していただけるような勢いで取り組んでいただきたいと思います。 このSDGsの取り組みが、本町にとって大きな変革になることを期待いたしまして、次の質問に移ります。 2.さくらねこTNR事業(行政枠)について質問いたします。 内閣府が承認する公益財団法人どうぶつ基金には、殺処分ゼロを目指し、全国の協力病院により、飼い主のいない猫の無料不妊手術チケットを申請できる仕組みがあります。個人の方、ボランティア団体の方からの申請に加えて、行政枠というものがありまして、自治体が登録し、チケット申請が可能であります。 どうぶつ基金が提唱しますTNR活動、飼い主不明の野良猫をTrapして、Neuter、不妊、去勢手術をして、さくらねこ、耳をカットするんですけど、Return、元の場所に戻す。というTNRを行うことで、繁殖を防止し、一代限りの命を全うさせ、猫の殺処分を根っこから解決するというプロジェクトであります。 さくらねことは、不妊、去勢手術済のしるしに耳先をさくらの花びらの形にカットしたねこのことです。手術の時、獣医さんが麻酔中の痛くない間にするので猫は痛くありません。 本町では犬、猫の不妊・去勢手術費補助金といたしまして、長年84万円の予算を計上していただき、峡南地域では本町だけが、この補助金を設けていただいており、犬猫を飼っているご家庭の方から、感謝のお声を伺っておりました。 この補助金が、今年度より半分の42万円に減額、知らなかったと戸惑いの声を伺っております。動物病院によって手術費用の差はありますが、通常2万5千円程度の費用がかかります。 例えばメス猫の避妊手術に前年度までは補助金が1万円だったものが5千円になったので、ご家庭では2万円をご負担いただくことになり、3匹すれば6万円です。 さまざまご検討いただいた結果だと思いますが、猫を取り巻く環境を巡っては、地域住民の考え方もさまざまです。飼い主が大猫の糞の後始末をすることは当然ですが、そのマナーが、守られていない現状もあり、私もそのような内容のご相談を受け、注意喚起の看板を設置したことで、一定の効果がありましたが、飼い主のいない猫に関しては、はじめは可愛そうだからと、親切心でエサを与えると住み着くようになって、猫は年に2回から3回出産をしますので増え続けてしまう課題となっております。 猫の場合、生後8カ月くらいで子猫を産めるようになり、あっという間に何十匹となります。飼い猫でありながら、今回、補助金が減額したことで不妊手術をためらってそのままにしておくと、家から少しの時間放す飼い主もいらっしゃることを考えますと、野良猫が増える原因にもなりかねません。 地域猫保護活動をしてくださっている捕獲等の経験のあるボランティアの方と地域と行政の3者が協働することで、飼い主のいない猫をこれ以上増やさない、また、殺処分ゼロを目指す取り組みをと考えます。 2019年に改正されました動物愛護管理法には、飼い主等に対し、動物を最後まで面倒を見る終生飼養の徹底と、加えて殺処分ゼロを自治体が目標とすることが盛り込まれております。 現在、TNR活動を支援する自治体が増えておりまして、県内では、南アルプス市、富士吉田市、山中湖村、道志村、富士河口湖町、都留市、南部町、身延町が登録の上、さくらねこ無料不妊手術事業に取り組まれております。 やむを得ず飼い猫が、増えてしまった方にもさくらねこ無料不妊手術の対象になります。 手術日には執刀くださる先生方をはじめ、サポート力として集うボランティアの皆さんには本当に頭が下がります。どうぶつ基金の無料不妊手術チケットについては、一般枠、団体枠の申請以上に、行政枠だけは数の制限がありません。加えて、行政枠に限り、ノミよけとワクチンも無料で協力病院により実施が可能となっております。本町においても、行政枠さくらねこTNR事業に登録して、さくらねこ無料不妊手術事業を実施いただきたいと考えますが、ご見解をお聞かせください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  さくらねこ無料不妊手術事業の導入についてでありますが、公営財団法人どうぶつ基金が実施する、さくらねこ無料不妊手術事業につきましては、動物の愛護及び管理に関する法律の理念に基づき、所有者不明猫を原因とする生活環境被害の軽減、所有者不明猫の行政での引き取り数の減少および住民による地域猫活動の支援を目的とした事業であります。 事業の内容といたしましては、ボランテイア等の協力により、飼い主のいない猫を捕獲し、不妊手術を施して、再度地域に戻す一連の作業を行うもので、飼い主のいない猫の繁殖を防ぐとともに、猫による発情期の鳴き声や糞尿等の生活環境被害の低減が期待でき、所有者不明猫の殺処分ゼロを目指す活動として、さらなる効果が期待されております。 現在、捨て猫、多頭飼育猫については、当該地域を管轄する保健所が、山梨県動物の愛護及び管理に関する条例や、山梨県動物愛護管理推進計画に基づき、対応することとなっております。その中で、町は頻繁に寄せられる猫における苦情相談や保健所への引き継ぎなどの協力を行っています。 このようなことから、今後は、県と協力する中で、町や地域、ボランテイア、飼育者を含め、殺処分ゼロを目指す活動であるさくらねこ無料不妊手術事業についても、さらなる調査・研究を進めてまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 現在、生活環境課に入っている町民の方からの野良猫のことで、困っているというお声がありますでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  生活環境課長、丹沢宏友君。 ◎生活環境課長(丹沢宏友君)  猫における相談、苦情についてですが、猫の里親を希望されるなど、好意的な相談もまれにございますけれども、多くの町民からの問い合わせのほとんどが、やはり苦情でございます。自宅の倉庫や納屋などの敷地内に猫が侵入して、ごみをあさったり、糞尿による臭いなどの迷惑行為、あるいは敷地内で生まれた子猫の対応などなど、季節によって多少の前後はございますが、月に1~2件、年間20件以上の苦情が町に寄せられております。 相談件数は少ないんですが、やはり猫が嫌いでなくても、糞尿の臭いですとか、庭を荒らされたりとか、そういうことでいやな思いをされている町民の方は、それ以上にいらっしゃるかと思います。担当課としては、被害はそれ以上に多いものと推察しているところでございます。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 まさに私がこの質問をさせていただきたいと思ってから、約20名近くの方に伺ったところ、ほとんどすべての方から、うちの周りには2匹いるよとか、3匹いるよとか、4匹いるよとか、あまり多いという頭数ではないのですが、糞をされたり、今、課長が答弁してくださったように、臭いとか、それで悩まされているとか、寝付く際にメスをめぐっての争いの声で眠れなかったり、またそれぞれご家庭で猫避け対策をしているという感じでした。 TNR活動は、単に猫が好きな人のためのものではなくて、繁殖が抑えられるということで、猫が苦手な人も安心して暮らせるための取り組みの一つであります。 このどうぶつ基金によるTNR事業は、動物愛護の精神で、命を守るということが大前提です。自治体では、お金がかからないというのが、この事業の魅力的なことだと思いますけど、町長のご見解もいただいてよろしいでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  少なくとも現状を改善するということでご答弁申し上げましたから、後退することはありません。 やはり改善していきたいということで、どういうことができるか、具体的に何をどうすれば今のことが、さらに悪くならない、よくなるということにつながるかをしっかり研究するという意味で申し上げたんですけど、改善していきたいということでございます。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 先進的に取り組まれている自治体をさらに調査研究していただきたいことをお願い申し上げて、次の質問に移ります。 3.防災力、減災力、複合災害への対応力について、お伺いいたします。 災害時の迅速な避難につなげるための改正災害対策基本法が5月20日から施行されました。 改正法では、市町村が発令する避難情報について、避難勧告を廃止し、避難指示に一本化するほか、自力での避難が難しい高齢者や障がい者のための個別避難計画の作成が市町村の努力義務となり、また、広域避難に対応できるよう、災害発生の恐れがある段階で、国の災害対策本部を設置できるというふうになりました。実際に住民の早期避難につなげるには、自治体の具体的な取り組みが鍵を握ることになります。避難指示への一本化により避難を始めるタイミングが明確になりますが、実効性を高めるには住民に分かりやすい周知徹底が欠かせません。 どのように周知していくのかお伺いいたします。 広域避難の実施に向けては、自治体同士や交通事業者も含め細かく詰めていかなければなりません。町にとって大きな課題は、努力義務化された個別避難計画の作成であります。 避難に支援が必要な高齢者の状況を把握している福祉専門職との連携を強め、作成をすることで高齢者や障がい者の命を守ることにつながります。本町の個別避難計画をどのように進めていくのかお伺いいたします。 現在、コロナ禍の影響により経済的な理由で生理用品を購入することができない、いわゆる生理の貧困が大きな問題になる中、3月19日に町長、教育長に、コロナ禍における女性の負担軽減に関する緊急要望を提出させていただき、5月6日よりルナセットとして困窮女性に配布中であり、小中学校においても早速のご対応をしていただきました。 町長、教育長をはじめ、担当部署の職員の皆さまに心から感謝を申し上げます。また、緊急要望の際に、災害時の備蓄用品といたしましての拡充も要望したところ、使用期間が10年先の1,290枚の生理用品を購入していただきました。災害時には女性は特にホルモンバランスを崩すので備えていただき大変にありがとうございます。 そこで、災害時の備蓄品の計画と活用方法についてお伺いいたします。 1.改正災害対策基本法に伴う避難指示の周知は。 2.個別避難計画の進め方は。 3.災害時の備蓄品の計画と活用方法は。 お願いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  防災力、減災力、複合災害への対応力の1点目、改正災害対策基本法に伴う避難指示の周知についてでありますが、まずは、5月19日に町のホームページヘ掲載いたしました。翌5月20日には、町のLINEおよびFacebookへ掲載し、その後町内への回覧をいたしました。追って町の広報紙への掲載をいたしました。さらに、自主防災会、市川三郷防災士会、減災いちかわみさとでありますが、防災リーダーのご協力を得て、機会あるごとに周知してまいります。 また、法改正の周知とともに、町民一人ひとりが主体性をもって避難していただくマイタイムラインについても併せて周知してまいります。 2点目、個別避難計画の進め方についてでありますが、国が示す個別避難計画の概要といたしましては、災害発生時の避難等に特に支援を要する避難行動要支援者ごとに、避難支援を行う者や避難先等の情報を記載した計画を作成することを市町村の努力義務としております。 町といたしましても、重度の障害をお持ちの方の避難行動に関しては以前から重要視しており、令和2年度から一部の重度障害者を対象に個別避難計画を作成しております。 個別避難計画の作成に当たっては、防災分野と福祉・保健・医療等の各分野の施策や、取り組みの連携が重要であることから、避難行動要支援者やその家族、自主防災組織や民生委員、福祉専門職などの関係者が連携し、本人の状況に応じた合理的配慮がなされた個別避難計画を作成する必要があると考えております。 今後、これらの関係者のご協力をいただき、重度心身障害者や要介護度の高い高齢者など、自ら避難することが困難な方のうち、医療度の高い方やハザートマップで危険な区域に住む方など、計画作成の優先度が高い方から順次、個別避難計画の作成を進めてまいります。 3点目、災害時の備蓄品の計画と活用方法についてでありますが、災害時の備蓄品には大きく分けて、飲料水やアルファ米といった食料関係、ベッドやトイレ、発電機、照明等の備品、おむつやマスク、トイレットペーパーといった衛生用品等があります。また、賞味期限、有効期限のあるものとないものがあります。期限のあるものについては、定期的な購入と期限に基づく有効活用を行っていく必要があります。議員より提案の、コロナ禍での生理用品の有効活用のようなローリングストックを考えながら取り組んでまいります。 今後は、食料品等においても有効な協定を結び、効率の良い備蓄計画を検討するとともに、自助の視点から食料等の備蓄においても、個人におけるローリングストックを啓発してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 今から出水期を迎えますので、町民の皆さまの命を守る行動を徹底し、逃げ遅れゼロを目指していくためにも、周知方法といたしまして、先ほど、LINEやFacebook、また町内への回覧、ありがとうございました。それに加えて、本当に命を守るという上で全戸配布したほうがいいというふうに考えますけど、いかがでしょうか。 このような内閣府からもあるので、そんなにお金がかからないかなと思って質問させていただきます。 全戸配布について。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  チラシの全戸配布についてですが、全戸への知らせとしては、町の広報誌を考えていますが、チラシの配布についても検討をしていきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 広報誌ですけど、広報の表紙にということですか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  そうですね、広報担当とも相談していきながら、その月のメインのお知らせもあると思いますので、調整がつく中で、表紙にもし載せられるのであれば載せて、目立つようにして周知をしていきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 ぜひそのようにしていただきたいと思います。 個別避難計画の進め方についてですが、具体的には今、何名の方の個別避難計画を作成してあるのでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 福祉支援課長、櫻井茂君。 ◎福祉支援課長(櫻井茂君)  現在、3名の方の個別避難計画を作成しております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 避難経路やお手伝いする人等、進めてくださっていると思いますけど、それを分かる範囲で、いつまでにどのような計画でということがありましたら教えていただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 福祉支援課長、櫻井茂君。 ◎福祉支援課長(櫻井茂君)  国の取り組み指針では、おおむね5年程度で作成に取り組むということになっております。今後、県において具体的な内容についての説明会が開催される予定ですので、その説明会での内容を踏まえた上で、今後の方針や計画を立てたいと考えております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 また、その関連ですけど、近年、台風や集中豪雨によって、高齢者施設が浸水や土砂崩れなどにより被害に遭うケースが相次いでおります。個別避難計画については、高齢者施設の把握について、町と施設との相互の連携が本当に大事だと思うんですが、どこまで連携が進んでおりますでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 福祉支援課長、櫻井茂君。 ◎福祉支援課長(櫻井茂君)  高齢者施設などの要配慮者利用施設に関しましては、避難確保計画というものを作成するようになっておりまして、現在、各施設のほうとは、施設の運営推進会議というものを定期的に開催しておりますので、その中で避難方法や訓練の状況などの確認を行っておるところです。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 丁寧な計画を進めていただきたいことをお願いいたします。 3番の災害備蓄品を有効活用していただくということですがけど、個人のローリングストックが大前提となることは確かなんですけど、その上で町でもローリングをしてくださるというご答弁でした。具体的な活用方法を教えていただけますでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  調べたところ、過去の実績ですが、備蓄しておきましたベビーフードにつきまして、子育て支援係の協力を得て、子育て世帯に配布した経緯があります。 また、今後につきましては、おむつについては福祉支援課、また老健施設、生理用品等につきましては今回同様、町の各庁舎や教育委員会と連携して、各学校への活用を考えていきます。 防災課としましても、各市町村を調査する中で、より良い活用方法を考えていきたいと思います。 皆さまからもよい活用方法があればご教授をお願いしたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  そのほか質問がありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 今、町の地域防災計画を策定中だと思います。 今、ご答弁いただいたような、個数とかもそうなんですけど、これは地域、今回の地域防災計画には反映をされるのでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 防災課長、林茂一君。 ◎防災課長(林茂一君)  地域防災計画への掲載ですが、いろいろな情報がありまして、掲載していくにはページ数も増えていくことになり、あまりページ数が増えると中を探すのも大変になるというようなことも起きかねないので、例えば直接その計画の中ではなく、別冊としてとか、何か探しやすいような、見やすいような方法を考えながら載せていければと思っております。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  別冊ということでありがとうございます。 中央市では、地域防災計画の災害備蓄品一覧の中に、品名とか、入数、梱包数、合計、購入年月日と、賞味期限、備考という感じで、一分かりなっているので、すごく大事なことだと思って、本町でもいかがかと思った次第ですけど、今の別冊でということですので、よろしくお願いしたいと思います。 次の質問に移ります。 4番です。 若者支援について。 公明党では、若者の声を政治に反映する政策アンケート活動、ボイスアクションを、全国展開し、これまでに携帯電話料金の引き下げや、奨学金返済支援、新婚世帯への補助金支給など数多くの施策の実現につながりました。 今回は3月から5月末まで実施をいたしまして、コロナ禍なので、原則、特設サイトを通じてインターネット上での実施でしたが、対面でも県内で甲府駅や、道の駅富士川等でも実施をし、私も参加させていただきました。 掲示した5つの政策の中の1つが、奨学金返済を肩代わりするという支援制度です。若者の日々の生活に、奨学金の返済が重くのしかかっている人は少なくありません。この町で育った若者に不安なく仕事に励めるよう経済的な負担を減らして活躍してもらいたいと思うところです。 若者の地方への流れをつくる、まち・ひと・しごと創生総合戦略には学生や若者のUIJターンなどの地元定着を促進する取り組みがあります。 地域産業の担い手となる若者の奨学金返還支援で、「あなたの奨学金を肩代わり!」として2015年から実施されており、一定期間定住し就職するなど条件を満たせば、対象者の奨学金の返済を当該自治体が支援するものです。2020年6月現在、32府県423市町村が導入しております。 自治体と地元企業などが基金をつくることを条件に、国が自治体の負担額の2分の1を特別交付税措置で支援する枠組みにしておりました。しかし、2020年6月には、同制度が拡充され、市町村については基金設置が不要になり、国が支援する範囲も負担額の2分の1から上限はありますが全額負担まで拡大をいたしました。地域によっては企業の数や財政力に差があるため、国は補助割合を引き上げました。一方、奨学金肩代わりは、貸与型奨学金を活用して大学を卒業後、日々の生活に奨学金返済が重くのしかかっている若者の経済的負担を軽減することにつながります。 日本学生支援機構の2019年の発表によりますと、返済が必要な同機構の貸与型奨学金の利用者は129万人で、大学生などの2.7人に1人が利用している計算です。 2019年度末の延滞者数は約32万7千人で、延滞債権額は約5,400億円に上ります。延滞の主な理由は家計の収入減や支出増で、延滞が長引く背景には本人の低所得や延滞額の増加が指摘されます。若者の地方への流れをつくり町内へのUIJターンを促進することと同時に、こうした奨学金制度利用者の負担軽減と双方にとってメリットがある奨学金肩代わり制度は、若者への支援として重要だと考えますがご見解をお伺いいたします。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  働く若者への奨学金返還支援についてでありますが、山梨県では、製造業における技術系人材の県内就職を支援促進するため、山梨県機械電子工業会の協力のもと、令和元年度より大学・大学院、高等専門学校の理学部、工学部もしくはこれらに準ずる学部を卒業予定で、日本学生支援機構の奨学金の貸与を受けている方を対象に奨学金の返還支援を行っております。本町におきましても、若者のUターン・Iターン・Jターンの促進が課題となっております。 また、奨学金返済に苦労している若者も多いことも把握しておりますが、奨学金返済支援にはいくつか課題があります。財源、対象勤務地、職種、募集対象など、今後先進事例を調査し、本町の今後を見据えた支援等を検討してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ご答弁ありがとうございます。 募集対象者は、こちらで決めることができるので、本町に住んでいただくことを大前提に、対象勤務地を近隣市町に限定してはと考えます。また、都留市では、この制度を導入しておりますが、自営業で跡を継ぐ若者も対象にしているようです。このことに関してはいかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  対象勤務地につきましては、全国の都道府県でこの返済支援を行っている自治体の中では、当然対象都道府県に在住し、あと対象都道府県に勤務がほとんどしている。県ですね、都道府県。そして市町村で返済支援を行っている自治体のほうは、その市町村に在住し、あとその市町村に勤務というのがほとんどの考えであります。これを本町に当てはめてしまいますと、学生の選択が町内に就職ということになると、選択が大分狭まってしまうという事実もございます。 ですので、その対象勤務地を広げることで選択の幅が広がりますけども、これも含めて先進地の事例を調査して、慎重に検討してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 財源的にもということもありますけど、若者に本町に住んでいただきたいという思いでいっぱいです。本町では、ふるさとキャリア教育を進めてくださっているので、一度外に出たとしても、このような制度があるから市川三郷に帰ってこようかなというふうに思っていただける魅力的な支援をしていただきたいことをお願い申し上げまして、次の質問に移ります。 5番の質問です。 高齢者の支援について。 本町の福祉タクシー券は在宅重度心身障害者88歳以上の高齢者に配布されています。 一瀬議員も先ほど触れておりましたが、平成30年12月議会で福祉タクシー券の配布年齢の引き下げについて、私も質問させていただきました。 その際、町長のご答弁では、「88歳以上での利用率もありますから利用率×単価として、75歳以上でも同じ計算式をしてどういう金額が確保されればその事業が推進できるかということをしっかり検討させてください。その中でできる限りご要望にお応えできるように、取り組んでいければと思います」という、前向きなご答弁をいただきました。 交通手段を持たない高齢者の方から、配布年齢を引き下げて欲しいとのご要望を伺うことがとても多いので、再度質問させていただきます。 前回の質問より1年以上経過しましたので、年齢の引き下げの実施と事業費について、検討の結果をお聞かせください。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  高齢者の支援についてでありますが、現在、町では、重度心身障害者等の社会活動の範囲を広めるとともに、その世帯の経済的負担の軽減と福祉の増進を図ることを目的に、重度心身障害者等タクシー利用料金助成事業として、在宅重度心身障害者および88歳以上の住民を対象に、重度心身障害者等タクシー利用料金助成回数乗車券を交付しております。 平成30年12月議会における齋藤美佐議員からの一般質問以降、福祉支援課において検討および試算を行い、対象者を85歳以上とした場合は約275万円の増額、対象者を80歳以上とした場合は約842万円の増額との結果となっておりますが、平成30年以降、町内タクシー会社の廃業が続いたこと、また、88歳以下であっても、ご本人が虚弱で、かつ、外出のための援助者がいない方につきましては、その事実を担当の民生委員に証明していただくことでタクシー券を発行できることなどの理由から対象年齢の引き下げには至っておりません。 しかしながら、町といたしましても交通手段を持たない方の外出支援は大切だと考えておりますので、町の交通施策全体の問題と捉え、コミュニティバスなど公共交通網の整備等と連携し、今後も引き続き検討してまいります。 以上、答弁といたします。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問はありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ありがとうございます。 高齢者の方から、このタクシー券の年齢を何とか引き下げてほしいというお声は、本当に非常に多くの方から伺っておるところでございます。 財政的なことがありますので、今、ご答弁の中に85歳以上にすると275万円というふうにありました。 本当に多くの声があるので、第一ステップといたしまして、85歳まで引き下げていただきたいというふうに考えますけれども、町長のご見解をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  検討させていただきたいと思います。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  検討していただいて、あとは町でも、今、いろいろなガバメントクラウドファンディングをしておりますけど、タクシー券の引き下げに関してのクラウドファンディングというお考えはいかがでしょうか。 ○議長(笠井雄一君)  答弁を求めます。 政策秘書課長、井上靖彦君。 ◎政策秘書課長(井上靖彦君)  ガバメントクラウドファンディングというご提案なんですけども、福祉のこのタクシーの年齢というと、全国、結構過疎地域では共通な話題になります。そうすると、ちょっとガバメントクラウドファンディングというものは、あまり当たり前のことというとなかなかお金が集まらないという事実もありますけど、検討をさせてください。 以上です。 ○議長(笠井雄一君)  ほかに質問ありますか。 第3番、齋藤美佐さん。 ◆3番議員(齋藤美佐君)  ぜひご検討をいただきたいと思います。 これまで、本町を支えてくださっております高齢者の方々が、いきいきと生活することが健康寿命につながりますので、ぜひ段階的にタクシー券を引き上げていただきたいというふうに思います。 この町に住んでよかったと思っていただけることに思いを寄せつつ、一般質問を終わらせていただきます。 ありがとうございました。 ○議長(笠井雄一君)  これをもって、第3番、齋藤美佐さんの一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了しました。 本日はこれで散会いたします。 大変ご苦労さまでした。     散会 午後4時00分...